サイゾーウーマンコラムビートたけし“独立”が思い出させる轍 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 ビートたけしの円満じゃなかった“独立”が思い出させる「あの轍」 2018/03/23 21:00 週刊ヒトコト斬り 殿、ご乱心? ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎ご多分に漏れず? 報道当初は「そろそろ重い荷物を降ろして好きなことを」という終活的アピールで、円満独立が喧伝されていたわけであるが。ここへ来て、違う話がチラホラと。うーむ。思い通りに動く代わりに、金の管理はすべて嫁という、たけし独自の哲学というか不文律が、一気に危うくなっていく感じ。 たけしよ、お前もか。お前もなのか。しかもまだ「生前」だというのに、あの轍を踏んでしまうのか。末節ーっ! すっかりダウナー系の意味で使われるようになってしまったが。久方ぶりにこみ上げてきたのでご唱和下さい。せーの、「たかじんフォーエバー!!」……。 ◎家庭円満祈願 41歳、元タレント駆け落ち騒動。いやー、詰め込まれてるねファクターが。「元タレント」「不倫駆け落ち」「相手は年下大学生」「夫は糖尿病で失明」「24時間要介護」「透析」「夫婦ともに無職」「子どもは4人」「奨学金持ち逃げ」。どれか1つでもネットがざわつく可燃物を、ここまで効率よく。スニッカーズレベルでぎっしり。おなか大満足。 SNSで全部晒し、自分たちも顔出しで「全然キライじゃない」「いつでも帰ってきてね」と呼びかける父と娘。娘の拙いフルメイクがまた味わい深い。誕生日を祝われている動画での母親の服装、屋外での夫とのツーショット写真の絡みつき具合……。あー。ぎっしり。 これから、彼女が戻るまで、さらに戻った後の一悶着まで、もう撮影交渉に入ってることだろう。察するに今は見積もり中か。どこが独占するんだろうか? 魚心に水心ってことで、こういう物件はやっぱりフジか。「ビックダディ」「ハダカの美奈子」以来の、心震わせるあのベクトル、「上見て暮らすな、コレ見て暮らせ」が、2018年の今ふたたび。物価高いしね。 ◎二世たちに聞かせたい 「モデルになりたいからオーディション受ける」と訴える娘に、「あなたがかわいかったら、とっくに空港とかでスカウトされてるはずよ。スーパーモデルだって、みんなスカウトなんだから。マミーもね!」と言い放った武田久美子。あー、心の残尿感が全て取れました。有り難うございました。 もうこれ額に入れて飾っとこうや。芸能事務所とテレビ局と代理店は。いや、子どものいる各家庭に配ってもいいか。とにかく、“ピシャリ・オブ・ザ・イヤー2018”は、この発言に決定だ! まだ3月だけど。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/21 20:26 関連記事 平昌パラリンピック中継に見る「香取慎吾」の扱い落語家の襲名騒動で湧いた林家正蔵と海老名香葉子への疑問清水良太郎、極楽とんぼ・山本圭一……芸能界のポンコツたちが集まるアノ場所平昌五輪カーリング女子とYOSHIKIが引き起こした“現象”の共通点平昌オリンピックにおける「松岡修造」の意味 次の記事 山下智久、ラジオ終了でファン悲鳴 >