サイゾーウーマンコラム林家正蔵と海老名香葉子への疑問 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 落語家の襲名騒動で湧いた林家正蔵と海老名香葉子への疑問 2018/03/09 21:00 週刊ヒトコト斬り 一般社団法人落語協会公式サイトより ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎落語界にも物言い 三遊亭好楽の弟子の襲名に物言いを付け、結局取りやめにさせた林家正蔵&海老名香葉子。「林家を出て三遊亭を名乗っているのに、弟子が林家を名乗るのはいかがなものか」と、それなりの言い分があるようなのだが。でも、この話を聞いて世間が思うのは「林家正蔵と海老名香葉子が、ほかの落語家の襲名を阻止した。正蔵と香葉子なのに」ってことしか。 そこまでの重鎮か? 重鎮として振る舞う根拠は何か? 「我こそ落語界の規範」というメンタリティはどこから来ているのか? なぜそれを示されると我々はモヤモヤするのか? まずはDNA検査の結果を添付してもらって、全てつまびらかにしてから、そういう顔をしてもらいたいのである。あ、できないのかそれじゃ。 ◎お涙頂戴!? 盲人の芸人が優勝したR-1グランプリ。いやー。出場からの勝ち抜きは、確実に「バリバラ的流れ」を意識してのものだったと思うが。本家『バリバラ』(NHK)に慣れ親しんでいる人間にとっては、見ていて何だか最後まで「お客さん扱い」の印象がぬぐえなかったというか。ネタの最中や、終わってからの審査員や司会者たちの表情がねぇ。「いやぁ、感動させていただきました」っていう。それがいい悪いの話ではないのだが。「これって新しい流れだよね。こういうお笑いがあるって素晴らしいよね」という空気が「バリバラ」と全然違う。『24時間テレビ』(日本テレビ系)のそれに近い。 きっと今年の『24時間テレビ』で彼は、さぞやひっぱりだことなることでしょう。裏の生放送で、その様子をいつもの空気で、皆で指差し確認。「バリバラ」派には、例年にも増して歯がゆい夏の終わりになりそうな予感。 ◎山の名は。 霧島山噴火。えらいこっちゃ。しかし、暴れる火口を映し出す気象庁の映像には、いつも「霧島山(韓国岳)」の文字が。何か面倒なことにならないうちに、あのカッコの中の名称は、公式なところから外しておいた方がいいのではないだろうか。老婆心ながら。杞憂だったと笑える日が来ることを祈って。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/21 20:26 関連記事 清水良太郎、極楽とんぼ・山本圭一……芸能界のポンコツたちが集まるアノ場所平昌五輪カーリング女子とYOSHIKIが引き起こした“現象”の共通点平昌オリンピックにおける「松岡修造」の意味テレビ朝日の「貴乃花親方独占インタビュー」、内容よりも驚いたこと饒舌な貴乃花親方のブログと似ているもの 次の記事 嵐・二宮のソファ発言にファン怪訝 >