サイゾーウーマンコラム貴乃花親方の独占告白より驚いたこと コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 テレビ朝日の「貴乃花親方独占インタビュー」、内容よりも驚いたこと 2018/02/09 21:00 週刊ヒトコト斬り 貴乃花部屋公式サイトより ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎テレ朝の謎 まあまあの視聴率だったという、緊急特番『独占緊急特報!!貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る』(テレビ朝日系)であるが。やっぱりというか案の定というか。滔々と語る割には、中身スカスカであった貴乃花親方の話。特筆すべき新情報は何もなし。だからそれは案の定で、そこに驚きはないのだが。驚いたのは、インタビュアーである。 山本晋也カントク。なぜに。なぜに、この大一番に山本カントク。特に相撲に造詣が深いというコンセンサスもないし、聞き手として優れているという印象もない。てっきりテレ朝の「Ms.安定」大下容子アナが務めるとばかり思っていたのだが。「ホントはお兄ちゃんと仲いいんでしょ?」という投げかけは、確かに木下アナには無理であるが。それに対する貴乃花親方の反応も案の定で、何か掘り出せたワケではない。誰が聞いても同じなら、局アナに責を負わせるよりも、山本カントクでいい、ということなのか。誰でもいいなら、なぜ山本カントクなのか。彼を重宝してるの、テレ朝だけなんだが。山本カントクと黒鉄ヒロシに対する、テレ朝のこの長きにわたる独自の肩入れは何なのだろうか。特筆すべきはそっちって気がしてきた。 ◎どうか安らかに あまりに早い死もそうだが、自身の死に対する徹底した秘匿に、強いこだわりを感じた有賀さつきの最期。うーん。親に死因すら知らせないというのは……。なかなかのなかなかである。ま、生き方も人それぞれ自由なんだから、死に方だって自由ではあるのだが。亡くなった哀しみに今ひとつ集中できないレベルの、初めてのケースに、ざわわざわわ。 肉親の死に目に会えないって、ものすごく重い楔となって、残された者の心に打ち込まれるのであるが。それが「故人の意志」ならなおさらだ。平凡な結びになるが、今はとにかく、遺された娘さんに、幸多からんことを……。そこ、ざわわざわわしない! ◎茨の道 三島由紀夫の小説か、とツッコミを入れたくなる「眞子様・小室氏、結婚延期」。ひえーっ、これは結構どえらいことになるのでは。フツーの家でも、「結婚が2年後に延期」って、実質的には、……だもんなぁ。全てのシャッターを閉め、外堀を埋めて、後は本人たち2人が諦めるのを待つのみという、雅な兵糧攻めが今始まったということか。 皇室メンバーの「結婚相手探し」というのは、常に国民の耳目を集める話題であるが。逆はなぁ。未曾有のデリケートゾーン。 ま、実は国民一同こうなる予感はしてたのだが。だから、なぜに見切り発車を。紀子妃のあの上手の手から、まさかこんな水漏れが起ころうとは。国民一同、そこに一番びっくりです。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/21 20:27 関連記事 饒舌な貴乃花親方のブログと似ているもの「麿」降板と気象予報士から見える、フジテレビの問題点小室哲哉の引退表明会見に足りなかったものウーマンラッシュアワー・村本大輔の「三日天下」に思うことYOSHIKI、突然のバラエティー出演が示唆するもの 次の記事 キスマイ・宮田、ヤラセ疑惑撤回 >