美容・健康
パンパンなオンナたちへ

肥満クリニックの医師が警鐘!! “むくみブス”を引き起こす「生理」「カフェイン」「酒」

2018/01/22 15:00

 女たちの悩みのタネである“むくみ”。「夕方になると脚がパンパンでつらい」「どんなに化粧を頑張っても、パンパンの顔せいで全て台無し」など、誰もがむくみに苦い思いをさせられた経験があるのではないだろうか。

 マッサージやストレッチをしたり、むくみ解消の着圧ソックスなどを履くという対策でむくみをしのいでいる人もいるだろうが、渋谷DSクリニックの林博之院長は、こうした対策について「確かに“一時的なむくみ”の場合は、血流をよくすることによって改善はみられます」と指摘する。ではその場しのぎではなく、“むくまない体質”を得るためにはどうすればいいのか。林氏に解説いただいた。

■むくみの原因は数多くある

 そもそもむくみとは、「余分な水分(代謝できない水分)が体内や体表面に溜まってしまった状態」(林氏、以下同)のことを指す。内臓疾患が原因で生じる“浮腫(ふしゅ)”ではなく、生活習慣が原因による“むくみ”は誰にでも起こり得る。林氏が院長を務める渋谷DSクリニックは、肥満外来のダイエットクリニックだが、「当院にご来院されるダイエット目的の患者様の中にも、むくみやすい体質で悩まれる方も少なくはありません」という。

 それでは、むくみの原因とは一体何なのか。林氏は「原因はいくつかある」としつつも、主な例を挙げてくれた。

◎塩分摂取の過多……塩分を摂りすぎることで水分を体内に溜め込んでしまう
◎就寝前の水分摂取の過多……就寝中は腎機能が低下するので水分が排出されにくくなる
◎ストレスや寝不足……自律神経の乱れによって、血行が悪くなる
◎アルコールの摂りすぎ/睡眠前の飲酒……アルコールによって血管内の水分が失われ、血液濃度が高くなる。それを阻止しようと、体が水分を取り込んでしまう

 「汗をかいて水分不足になるから」という理由で、布団に入る前に水を飲む人は多いが、ガブガブと量を飲んでしまうと、それがむくみを引き起こすケースもあるのだ。また、「むくみは女性に起こりやすい」というイメージについては、林氏はむくみの原因に“生理期間との関係”を指摘する。

「女性の場合、生理前や生理中に食欲が旺盛になり、それが便秘やむくみにつながりやすくなります。これは、ホルモンバランスの崩れからくるもの。体内に全ての栄養を吸収しようとするんです」

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