サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」上原多香子と瀬戸内寂聴の共通点 コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 コウカズヤ、週刊誌報道に見る「上原多香子というオンナ」を見誤っている点 2018/01/11 21:00 女のためのテレビ深読み週報女のための有名人深読み週報 上原がダメージを受けるとは思えない 結婚についても、「同棲しているのは、結婚願望があるから」と考えていいのは“フツウの女性”の場合で、上原にはあてはまらないように思う。一世を風靡したアイドルである上原のファンで、救いの手を差し伸べたい男性はいくらでもいるはずだ。今は上原に仕事がないので同棲生活を送っているが、もし上原に不自由をさせない男性と知り合うことがあれば、超忘却力を発揮して、突然いなくなってしまうことも十分あると私は思う。 念のため申し添えると、私は上原の行動をとがめたいわけではなく、そういう習性に生まれついている女性が一定数いると言いたいのである。 「週女」の記事によれば、コウは「(自分のことも含めて)ダメな男が好きな女に愛されるとつらいよ」と言ったそうである。ここで思い出したのが、元日に放送された『今夜くらべてみました 元旦から生放送三時間スペシャル』(日本テレビ系)に出演した作家・瀬戸内寂聴である。 好きな男性のタイプを聞かれた寂聴は、「才能があって開花しないダメ男が好き」と発言した。実際、寂聴の交際相手は、不倫であったが作家の小田仁二郎(天才の呼び声高く、芥川賞や直木賞の候補になるが受賞せず)、一般人男性(駆け落ちの約束までした男性。事業に必要な金を寂聴が出資するが、失敗。男性は自殺)と運がないことは確かである。そして、一方の寂聴は文化勲章を受章するまでに登り詰めた。 ここまでくると、男がダメというより、女が尋常でなく生命力にあふれているために、潰されてしまったとも言えるのではないだろうか。 上原に関する週刊誌の記事は、うっすら上原をとがめる論調のものが多いが、そんなことしても上原がダメージをうけるとは思えないし、上原を愛する男も後をたたないだろう。それよりも心配なのは、上原と交際する男性(たち)の今後である。どうぞ、くれぐれもメンタルに気を付けてお過ごしくださいと言うしかない。 仁科友里(にしな・ゆり) 1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。 ブログ「もさ子の女たるもの」 前のページ12 最終更新:2018/01/11 21:00 Amazon おちゃめに100歳! 寂聴さん そういえばオボちゃんも「第二の瀬戸内寂聴になれる」って言われてたね 関連記事 小保方晴子の“白いワンピース”に感じた才能――「第二の瀬戸内寂聴になれる」発言の行方ブルゾンちえみ、「女のイヤはイヤじゃない」ネタに見る“芸人として致命的すぎる”欠点岡田准一との不倫騒動、高岡奏輔との離婚でもダメージなし――“少女ビッチ”宮崎あおいの凄さ神田うの、“ブランド品窃盗被害”の告白から垣間見えた“セレブの孤独”紀里谷和明は、なぜ日本映画界から嫌われているのか? 「合理的」発言に見るメンタリティ 次の記事 中居、舞祭組コンでダンス披露が波紋 >