自業自得というのか……

『奥様は、取り扱い注意』よりひどい!? 夫のために風俗で働き、ホストにハマった妻の悲劇

2017/11/29 22:30
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朋美さん(仮名・29歳)

 綾瀬はるか主演の連続ドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。特殊工作員という過去を持つ専業主婦の綾瀬演じる主人公・伊佐山菜美が、同じセレブ住宅街に暮らす、主婦友の大原優里(広末涼子)や佐藤京子(本田翼)と共に、主婦の間で起きるさまざまなトラブルを解決していくというストーリー。

 11月29日放送の第9話では、菜美(綾瀬)の住む街で、1人の主婦が自ら命を絶つ。横溝(玉山鉄二)に弱みを握られ、主婦売春を続ける日々に、耐えられなくなったのだ。菜美はこの事件に不吉な予感を抱くが、横溝の正体をつかむことはできず、真相は表沙汰にならないまま、闇に葬られてしまう。一方、菜美、優里、京子たち夫婦の間でも、さまざまな問題が発生。それぞれ夫婦の関係をやり直そうとするのだが、事態は彼女たちが思いもしない方向へと発展していく……という展開だ。

 主婦売春とまではいかないが、夫のために風俗で働き、泥沼の末に離婚したと話す朋美さん(仮名・29歳)。朋美さんが風俗で働くようになったきっかけとは、何だったのか?

「結婚前、パティシエをしていた私は勤務先のホテルで、シェフの見習いだった夫と出会いました。『イタリアに料理の修業に行きたい』というのが夫の口癖で、その夢をかなえてあげたいと思ったのがきっかけです」

 もともと、貢ぎ体質だったという朋美さん。結婚後、夫の留学費を工面するために、風俗店で働き始めたという。


「夫には『派遣会社とアルバイトを掛け持ちしている』と嘘をついて、風俗で働いていることは内緒にしていました。留学費用は約100万円、初めはトントン拍子でたまっていきました。でも、だんだん仕事のストレスが出てきたんです。仕事の帰りに街で声をかけられて、なんとなく飲みに行った店、それがホストクラブでした」

 夫のために頑張っても、誰からも褒められなかった朋美さんは、優しくしてくれたホストにすっかり心を許した。案の定、貢ぎ体質の朋美さんは、あっさりハマってしまったという。

「その日以来、夫の貯金のことなどすっかり忘れ、風俗で稼いだお金をホストクラブで使う日が続きました。毎日、店に通っていると、担当(指名ホスト)も色恋営業をかけてくるんです。ある日、酔っぱらった担当から『家に行きたい』と言われました。さすがに家はマズイな……と思いましたが、時計を見ると、まだ夫は帰っていない時間。この時間ならイイかな……と思い、家に連れて帰ったんです」

 それ以来、夫の不在中に、ホストを家に上げるようになったという。

「ある日、いつものように家でホストとイチャイチャしていると、玄関のドアが開く音がしたんです。そこには、その時間には絶対に帰ってこないはずの夫の姿が……。その頃、私の雰囲気が変わったことや金遣いが荒くなったことを不審に思っていたようです。夫は『離婚だ!』と激怒しましたが、平謝りして、二度とホストクラブには行かない約束と、慰謝料を払うことで許してもらいました」


 結局、浮気の慰謝料として、朋美さんは夫の留学費用を支払った。朋美さんが風俗勤務していたことは最後までバレなかったという。夫は1年の留学ののち帰国し、夫婦は再出発を切るかと思われたが……。

「留学中の夫の不倫が発覚したんです。相手は、イタリアにパティシエ留学していた女子大生。夫いわく、『どうしても私の浮気が許せなかった』そうです。不倫関係は夫の帰国後も続いていて、『彼女が帰国してくる前に離婚してくれ』と言われました。こっちは夫のために風俗で働いたのに! でも、それを言うと、私の方にも慰謝料の支払い義務が生じるらしく、どうしても言えませんでしたね……」

 その後、離婚が成立。現在は、夫からもらった慰謝料で、夢だったカフェを1人でオープンしたという。夫のために風俗で働き、浮気した妻と、浮気への当てつけで不倫した夫。どちらが悪いのか、なんとも言えない話である。
(カワノアユミ)

最終更新:2017/11/29 22:30
ドラマ 「奥様は、取り扱い注意」 オリジナル・サウンドトラック
せめてカフェが繁盛しますように