サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「GINGER」における田中みな実の自虐 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「GINGER」11月号 田中みな実の“アラサー独女自虐”が浮き彫りにする、「GINGER」女子の生きづらさ 2017/10/23 16:00 GINGER女性誌レビュー田中みな実 婚活意識に見る、「GINGER」女子のプライド 続いて「GINGER世代の恋愛観・結婚観」を見ていきましょう。いや~、待ってましたよ。筆者が一番知りたかった! 基本的には恋愛企画が少なく、あったと思ったら、突然のモテ企画が微妙な出来だったり、唐突に「愛」について語り始めたりと迷走気味な「GINGER」。読者も、おしゃれや仕事に関しては勉強と努力で平均点以上を取れるものの、こと「恋愛」については苦手意識を感じていそうです。 未婚読者9,000人へのアンケート結果を見ていくと、彼氏がいない率が53%と半数を超えています。結婚に対しても、「キャリアを潰したくない」「仕事と両立できるか不安」と、まだ彼氏もいない段階から悩むという頭でっかちさを見せています。アドバイザーとして登場した、メディアにも引っ張りだこのトレンダーズ社長・経沢香保子さんは「私の感覚では、目標さえしっかりしていればほぼキャリアはつぶれない時代です。周囲と協力体制を整え、時間配分さえきちんとしていればどうにかなるもの」と彼女たちをバッサリ。実際、3人の子育てをしながら社長としてバリバリ働いている経沢さんが言うのだから、ぐうの音も出ません。 また、婚活をしていない理由は、「ガツガツしていると見られたくない」という意見が大半を占めており、「GINGER」読者たちはややプライドが高いのかも? 仕事のことはあくまでも言い訳、勉強や努力でどうにかなるわけではない「恋愛」や「結婚」に対して、どう取り組んでいけばいいのかわからず、不安を抱いている一面も垣間見えます。 さらに、アンケートから「(結婚は)いつかはしたい」と漠然と考えている人が多いことも気になりました。結婚は、「絶対したい」「したくない」と決めつけるものでもありませんが、経沢さんが言うように「自分がどう生きたいかがわかっていない」ので、結婚は、当然いつかはするもの、とぼんやり思い込んでいるのかもしれません。やっぱり「GINGER」女子が迷走しがちなのは、自分の軸がなく他者目線で生きているから……仕事でも恋愛でもおしゃれでも、周囲の期待とか世間体とか流行とか、どんどん裏切っていいじゃん! それに手ブラはしなくていいよ!! と伝えたくなりました。 (橘まり子) 前のページ12 最終更新:2019/04/08 19:41 Amazon GINGER(ジンジャー) 2017年 11 月号 [雑誌] みな実が手ブラやりたくてやったならいいんだけどね! 関連記事 “ルブタン特集”で読者をマウンティング!? 「GINGER」の突然変異に募る不安「GINGER」が自己啓発雑誌に!? 全編“愛”というテーマのインタビューで読者を説教!!海外ブランドなんか買えない!? 「GINGER」読者の驚くべき貯金額!イケメンですら楽しめない......キャリア女の理性が邪魔する「GINGER」「私の大嫌いな"モテ"という言葉」......連載で山田詠美が「GINGER」のモテ解禁に反発!? 次の記事 嵐・櫻井ドラマでジャニーズ不要論 >