サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」トレエン・斎藤司の危ない二面性 コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 清水良太郎容疑者に「二面性感じる」と苦言――トレエン・斎藤司が「人のこと言えない」理由 2017/10/19 21:00 お笑い芸人女のための有名人深読み週報 斎藤さん、そんなこと言っちゃって大丈夫? 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「二面性を感じました」トレンディエンジェル・斎藤司 『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系、10月13日) 「他人の不幸は蜜の味」が一般人の感情なら、芸能人にとっては「他人の不幸は、ビジネスチャンス」ではないだろうか。 ものまねタレント・清水アキラの息子である清水良太郎が、覚醒剤取締法違反で逮捕されたことで、仕事が増えるタレントがいる。例えば、美川憲一。2週間前に放送された『今夜解禁!ザ・因縁』(TBS系)で、良太郎が、違法カジノに出入りする姿を「フライデー」(講談社)に撮られ、謹慎に追い込まれるも、「自分は騙されてカジノに連れていかれた被害者だ」と主張したことに対し、美川は、「私に嘘は通用しない」「(警察から)逃げ切れちゃったことで、逆に心に沁みてない」「変わらなかったら、芸能界から消える」などと、説教していた。清水が実際に逮捕されると、美川は目黒雅叙園で会見を開き、「自分の過去(美川は大麻取締法違反で逮捕歴がある)をさらけだしたのは、立ち直ってもらいたいから」と、自分が良太郎の一番の理解者であることを強調、最後に「これから、デヴィさんのパーティーで歌う」と本業の宣伝もばっちり行った。 キツいことを言うのは、それだけ相手に愛情があるがゆえ。自分の“器の大きさ”をアピールするのが、不幸ビジネスの基本だとしたら、その反対、つまり“器が小さい”ことを示してしまったのが、トレンディエンジェル・斎藤司ではないだろうか。 10月13日の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)に出演した斎藤は、清水に違法カジノ疑惑が持ち上がった当時、「個人的に絶対やってるなと思っていた」そうだ。 その根拠は、斎藤がM‐1王者となった2年前、多忙を極めている中で共演した初対面の清水に、「忙しいでしょ?」「でも、来年消えるしね」と言われたかららしい。斎藤は失礼な態度を取る清水に「二面性を感じました」「良い子の部分を大人に見せる」と述べていた。テレビ収録では、大人に対して謙虚な姿を見せ、いい人を装っていた清水は、“裏表のある性格”だから、陰で違法カジノに通っているに違いない――そう斎藤は思っていたようなのだが、論理が飛躍しすぎである。無類のギャンブル好きを公言する漫画・蛭子能収は、麻雀賭博で現行犯逮捕されたことがあるが、これは単純に、ギャンブル狂がより強い刺激を求めて違法ゾーンに足を踏み入れたまでで、「二面性があるから、違法カジノにいっている」は理屈が通ってない。 次のページ 斎藤にだって“二面性”はある 12次のページ Amazon ハゲましの言葉: そんなにダメならあきらめちゃえば (小学館よしもと新書) 関連記事 元夫の自殺と遺書公表を経ても……上原多香子の奔放ぶりに見る“忘れるオンナ”の顔「男の不倫はOK、女は言語道断」の考えを振りかざす、“おじさん”坂上忍のチョロさX JAPAN・Toshlの語る「再結成エピソード」に、「洗脳が解けてない」と感じてしまうワケ三遊亭円楽“不倫謝罪会見”の最も気持ち悪かった点――「度量の広い妻」賛美への疑問高橋真麻と馬場典子の外食エピソードに見る、“食通の女”が男から嫌われてしまうワケ