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ロピアとどっちが安い? 大型スーパー【エイビイ】、買い物して驚いた一番のポイントとは?

2024/08/09 13:30
サイゾーウーマン編集部
エイビイ外観(写真:サイゾーウーマン)

 神奈川県で13店舗を展開する大型スーパーマーケット「ave(エイビイ)」。埼玉発の人気スーパー「ヤオコー」が2017年に買収しています。着実にファンを増やしている「エイビイ」で実際に買い物をしてきました。

※2024年7月23日公開の記事を再編集しています。

目次

【エイビイ】とは? ロピアやオーケーと安さを比較する声も
【エイビイ】買い物してみた
【エイビイ】総菜もPBもないけど、品揃えは◎

【エイビイ】とは? ロピアやオーケーとどっちが安い?

(写真:サイゾーウーマン)

 神奈川県と東京都で13店を展開する大型スーパーマーケットの「ave(エイビイ)」。神奈川県横須賀市に本社を置く株式会社エイヴイが運営しています。17年、人気絶大の食品スーパー「ヤオコー」に買収され、完全子会社となりました。

 「MD NEXT」によると、買収前の16年3月期の決算は、売上高483億円、経常利益28億円、経常利益率5.8%と「ヤオコー以上の高収益」。1店当たり年商48億円超で、「食品、雑貨のみの食品SMとしては驚異的な売上高」と伝えています。

 「ave」の呼び方は「エイヴイ」「エイビイ」のどちらでもよいとしていますが、正確な社名は「エイヴイ」。毎日が特売=エブリデーロープライスを掲げ、特売日やチラシやポイントカードを作らず、現金支払のみの形式で運営しています。今年10月には14店目となる平塚店をオープン予定です。

 「エイビイ」についてネットで調べてみると、「ロピアとエイビイのどっちが安い?」「ロピアとオーケーではどちらが安いですか?」と、激安スーパーと価格比べをする人が多いようす。利用者の口コミも「イオンより2割安い」「業務スーパーの中でも安い価格帯で売ってくれている」と安さを評価する声が確認できました。

【エイビイ】買い物してみた

 日曜の午前10時半。開店30分後に到着すると、駐車場は早くもぎっしり! 店内は率直に言ってしまうと「だだっ広い倉庫」で、いったいどこまで商品棚が続いているのか把握できません。まるで、大型ホームセンターやアメリカのスーパーマーケットのような印象。

店の中腹あたりから見た光景(写真:サイゾーウーマン)
天井もとても高い(写真:サイゾーウーマン)

 商品の配列は一般のスーパーと同じく生鮮野菜からスタート。価格はバナナ128円、キャベツ139.32円、なす5本214.92円といったラインで、一般的なプライスです。

「バナナ」138.24円

鮮魚と精肉、品揃えは豊富

 鮮魚は丸魚で販売しているのはごまさばといなだの2種類。冷凍の甘口銀鮭(150.12円)はとても人気で、一人10切れまでの数量制限がされていました。

 そのほか切り身も一通り揃っていますが、すべて横須賀にあるエイビイのプロセスセンターでパックされたもののため、店内でおろしているスーパーと比べるとどうしても鮮度で見劣りしました。

 ただ、刺身用のサクの品揃えはなかなかのもの。めばちまぐろ、きはだまぐろ、びんちょうまぐろと置かれていました。

 精肉も品揃えが豊富で、根本からごっそり切除した豚タンがまるごとパックされて並んでいたのはびっくり。 豚のハツ(心臓)もパックされてゴロゴロ並んでいました。価格はそれぞれ350〜430円台、180〜290円台が中心。

カルディ並みの品揃え

 広大な店内において、この品揃えこそが一番の魅力のようです。たとえば、ドレッシング、飲料の種類も豊富で、カルディや北野エースじゃないと見られないような商品も。

「ごまとくるみがたっぷり味噌つゆ」355.32円
「コアップ・ガラナ」139.32円

 以前から気になっていた「ごまとくるみがたっぷり味噌つゆ」と、めったにお目にかかれない「コアップ・ガラナ」を購入。ネットで調べたところ、「味噌つゆ」はカルディより170円ほど安かったです!  

トルコ産の「ピュアオリーブオイル」1039.5円

 価格高騰のオリーブオイルにお手頃価格の商品を発見。トルコ産で750mlで1039.5円。

プライベートブランドも総菜コーナーもない

 ここまでまんべんなくチェックしてもプライベートブランド(PB)が見当たらず、ヤオコーのPB商品も見かけません。

 さらには、スーパーの花形ともいえる総菜コーナー、ベーカリーコーナーもナシ! 昼食を総菜で済まそうとしていたので、予想外の光景に落胆してしまいましたが、徹底した“倉庫”スタイルの姿勢は潔いと感じます。

【エイビイ】精肉はオーケーやロピアと同価格帯! 総菜やPBはないけど、品揃えは◎

エイビイのバスケット(写真:サイゾーウーマン)

 今回、「エイビイ」を初めて利用して気づいたことは4つ。

①広い敷地にふさわしい豊富な品揃え
②価格はディスカウントスーパーのほうが安そう
③総菜もPBもない

④まとめ買いするなら◎、ちょっとした買い物は大変そう

 入店前は30分で買い物を終えようと思っていたのに、店をくまなく1周したら1時間がたっていたほど広大な店内。商品の所在を把握して、ピンポイントで買い物をしないと、かなり疲れることになりそうです。しかし、その広さだけあって商品の品揃えは◎。こだわりの調味料や意外な商品に出会えそうです。

 価格については、ディスカウントスーパーのオーケーやロピアのほうが安いか、精肉に関しては同価格帯かなと感じました。たとえば、エイビイの納豆、卵、牛乳の価格はそれぞれ最安73.44円、181.44円、208.44円。ペットボトルの「お〜いお茶」は83.16円。野菜に関しては前述の通りです。

 肉は、国産牛の切り落とし(厳選4等級)が税抜き259円(100g/税込み279.72円)。国産豚の小間切れが税抜き99円(100g/税込み106.92円)、国産若鶏もも肉が税抜き79円(100g/税込み85.32円)、豚ひき肉解凍が税抜き79円(100g/税込み85.32円)。

 これらことから、いろんなものをまとめ買いするのが最適だと感じます。実際、客の8割近くはカートにカゴを2つ3つ乗っけて、ぎゅうぎゅうに積み上げていました。オーケーにもロピアにもそうした買い物客はいますが、エイビイユーザーの買い物量はかなりのもの! 

 筆者にとっては、買い物異文化交流になったスーパーでした。

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最終更新:2024/08/09 13:30
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