サイゾーウーマンカルチャーインタビュー月100万円の職業愛人の実態 カルチャー 「職業:愛人」の女たち 第4回 月100万円の愛人報酬、港区マンションのプレゼント――20代女子「職業:愛人」の実態 2017/10/29 21:00 「職業:愛人」の女たち 一人暮らし物件を探していたら、マンションを買ってもらうことに 同じように、高収入男性ばかりを相手にしている職業愛人の女性ナナミさん(仮名、25歳)にも話を聞いた。聞けばナナミさんは、パパが買ってくれた港区のマンションに住んでいるという。 「マンションをいただいたのは、たまたまなんですよ。相手の方は不動産関係のお仕事をしているので、常に、土地の売買をしている人だったんです。ちょうど私がOLになったばかりの頃で、一人暮らしを始めたいなと思っていた時に、知り合いから紹介されたんです」 一人暮らしをしたいから不動産会社の人を紹介してもらった。そのときは、良い物件を少し安く借りられたらいいなという気持ちだったという。しかし……、 「『〇〇あたりに住みたいんですよね』と相談したら、なぜか『買ってあげるよ』となりました。その代わり、付き合ってほしいと言われました。マンションは、もちろん私の名義になっています。なので、将来誰かと結婚してこの家に住まなくなったら、賃貸に出すこともできます」 ――その人とはどんな愛人契約ですか? 「だいたい週に1~2回会って、食事して、セックスして……という感じですね。旅行に行ったこともあります」 ――月のお手当はないの? 「マンションを買ってもらったので月のお手当というものはないですが、例えば海外旅行に一緒に行ったら、『これで好きなお土産買っていいよ』とクレジットカードを渡してくれたりします。あと、友達と旅行に行く時などに、『ハイ』と10万円くらいくれることもありますね」 ――リッチだねえ。 「そうかもしれませんね」 マンションを買ってもらい、たびたびお小遣いをもらうようになったナナミさんは、つらい仕事をする必要もないと思い、勤めていた会社を辞めてしまう。最近は、時折、六本木のラウンジで働いているという。その後、お店で知り合った男性とも愛人関係になり、今では、常時3~5人の相手がいるという。 「私を見て、『私も愛人やりたい』っていう子もちらほらいるんですが、大抵、長続きしないですね」 ――どこが違うんですか? 「お金が目的になっちゃダメだと思う。あくまでも恋愛の延長線上というか……愛情がゼロじゃダメなんですよね。愛情が先にあって、お金は後から付いてくるもの。でも、お金がないと付き合えないというのは、一番最初の段階で相手に理解してもらわないとダメだと思います」 ――具体的な金額を提示するんですか? 「いえ、セックスする前に、プレゼントやお金をもらうことで、『そういう関係』を定着させる感じです。だいたい紹介が多いので、そもそも相手は、お金がある程度かかることを意識しています。最初は食事だけのデートを何回かして、お互いに気に入ったらセックスありのデートになるんです。このあたりは普通に彼氏彼女になるのと同じです。ただ、食事だけのデートの時に、プレゼントを買ってもらったり、タクシー代をもらったりして、お金を毎回もらうことを当たり前にしてしまうんです」 一度習慣になったことは、なかなか変えられないという心理を上手に使うことが、愛人交際で「しっかりとお金を得る」ためのコツのようである。 次のページ 失った金銭感覚と普通の生活……愛人の「その後」 前のページ123次のページ Amazon マンション格差 (講談社現代新書) 関連記事 「愛人紹介」のラウンジオーナーと、“パパ活”女子大生の意外な本音【職業:愛人の女たち】ヤクザが好む「愛人顔」って、どんな顔? 橋本マナミよりあの人! 元大リーガーと交際も……「愛人は3人」シングルマザーの“男と金”事情【「職業:愛人」の女たち】派遣先の経営者と婚外恋愛、離婚、そして愛人へ――バツイチ女性が語る「私は女に嫉妬される」の意味「女性のふくらはぎレベル」「もはや凶器」GACKT、“愛人報道”でささやかれる“男性器事情”