休息だけとっても意味ナシ?

睡眠時間より長くスマホを見てる……現代人の「とにかく疲れてダルい」を解消する方法は?

2017/09/17 21:00

休息するだけでは、疲労は取れない

 デジタル機器の使用によってもたらされる「デジタルライフ疲労」だが、今のご時世、デジタル機器を一切使用しないで生活するのは難しいのが現実。その際、「疲労を溜めにくくするには、Rest(休養)、Relaxation(寛ぎ)、Recreation(楽しみ)といった、3つの“R”を意識することが大切です」と、古賀先生は語る。

 デジタル機器から離れた十分な休息時間を持ち、ストレッチやマッサージ、入浴などで寛いだ時間を過ごすこと、そして、趣味や食事などで「楽しい」と実感することが、疲労の蓄積を防いで活力を生み出すそうです。

 ただ、古賀先生いわく、「調査の結果、『Recreation(楽しみ)』を十分に摂れている人は少ないようです。デジタルライフ疲労の回復には休息だけでは不十分。『Re(再度)』『creation(創る)』とも書くように、積極的に自身を再生する活動をすることで、歪んでしまった心と体の働き、そして、コミュニケーション能力を取り戻すことができるのです」。

 とはいえ、忙しい現代人は趣味などにかける時間がなかなか取りにくい。そんな時、着目したいのが、「食べることを楽しみにする」という選択肢だという。

「どんなに忙しい人でも、食事は毎日のこと。ただ“暴飲暴食でストレス発散”というのは、その瞬間こそ楽しめても体によくありませんので、工夫が必要。疲労に効果的な食事をすることにより、“疲労回復”と“味わう楽しさ”の両方を満たすことを心がけるのが大切です。ただ、逆に“疲労に効果的な食事”は何かと悩んでしまう場合、例えば好きな食べ物を、分量を決めて味わって食べ、あとはサプリメントで補ってみては。アスタキサンチンのような複合的疲労に効果が証明されているサプリメントなどもいいのではないでしょうか」(古賀先生)


 「どれだけ寝ても疲れが取れない」という人は、「疲れたときこそ、能動的に楽しむべし」と意識を変えるべきなのかもしれない。

最終更新:2017/09/17 21:00
アスタビータe(パウチ)
確かに、ジャニオタってみんな元気だもん……