血管力チェックリスト付き

「顔にできたデカいシミ」の原因は、血管の衰え!? 若見えに効果的な「大豆食品」の摂り方

2017/07/16 16:00

 エストロゲンに似た作用を持つとして有名なのは、大豆に含まれる「イソフラボン」。しかしただ無作為に大豆食品を食べればいいかというと話は別。なんでも大豆食品は、糖がくっついている“配糖体”という構造をしているのですが、糖の外れた「アグリコン」に変わらなければ、エストロゲン作用を発揮することができないといいます。

「私たちの体内では、腸内細菌の“発酵”によってイソフラボンがアグリコンへと変えられます。そこで、すでに発酵された状態のイソフラボンを摂取することにより、効率良くアグリコンを取り込むことが期待できるわけです。そのため、みそや納豆、乳酸発酵豆乳などの“発酵された大豆食品”がおすすめです」(池谷先生)

 なお、大豆に含まれるたんぱく質には、脂質の吸収に関わる胆汁酸を排泄してコレステロールの吸収を抑える作用もあるため、エストロゲンが多く分泌されている20代でも、発酵大豆食品を摂取することにはメリットがあるとのことでした。

 「血管力を維持することは、健康を増進して健康寿命を延ばせるだけでなく、美肌や見た目の若さにもつながります。ライフスタイルを見直すとともに、発酵された大豆食品を積極的に摂取して、血管年齢を若返らせましょう」との池谷先生の言葉で、講義は終了しました。
(取材・文/千葉こころ)


最終更新:2017/07/16 16:00
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