サイゾーウーマン芸能AKB48須田亜香里「ブス自虐」の穴 芸能 須藤凜々花より匂うアイドル SKE48・須田亜香里の「ブス自虐」が、女をモヤモヤさせるワケ 2017/06/28 21:00 AKB48芸能ウラ情報須田亜香里 【速報】 6位になって初仕事。 須田亜香里、プールに落下。 思ったより深くて顎まで浸かる事件発生。 pic.twitter.com/47pHNX8D9r — 須田亜香里(SKE48) (@dasuwaikaa) 2017年6月18日 今年のAKBグループの選抜総選挙は、NMB48・須藤凜々花が「結婚宣言」で話題をかっさらってしまった。他メンバーは、その陰に隠れた形にはなってしまったものの、もう1人、独特の存在感を発揮していたように見えた人物がいる。6位に入ったSKE48・須田亜香里である。SKEでは松井珠理奈に次ぐ人気を誇っているのだが、その存在感には“同性をモヤッとした気持ちにさせる天性のもの”があると感じた。 ネット上では、須田の容姿について「どう見ても30代子持ち」などといった辛辣な意見も見られ、「なぜこの子が総選挙で上位なのか?」という点での疑問や批判が上がっている。本人も今年の順位発表後のスピーチでは、自分の名前をネット検索すると「なぜ人気」「可愛くない」と関連ワードが表示されることについて「すごくうれしい」と語り、「コンプレックスや欠点も力になるんだということを希望に思ってもらえたら」「私は指原莉乃さんが今まで切り開いてきた、見た目だけが魅力じゃないというアイドルをとても尊敬しています」とも話していた。 今回のスピーチでは、このように自虐的に語り、「あっ、時間切れです!」と持ち時間を気にする素振りも見せたが、須田は過去には“自己中ロングスピーチ”で知られた存在だった。特に脳裏に焼き付いているのは、雨の中、味の素スタジアムで開催された2014年の開票イベントである。 10位に入った須田は、中継のために屋根がある立ち位置よりも遥か前方に走り出で、「(観客の)皆さんだけ濡れさせるわけにはいきませ~ん!」と絶叫。スタッフは、さぞマイクが濡れることを心配していただろうが、持ち時間を無視し、司会者に終了を促されるまでスピーチを行って、「こんなに応援してくださっている皆さんがいるのに、『可愛くない』って言われることが理解できない」と、今年の総選挙とは真逆の発言をしていたのだ。 翌15年、このスピーチが災いしたのかは定かではないが、順位は18位に落ち、この辺りから容姿の自虐が目立つようになる。それがファン心理をくすぐったのか、翌16年には7位に返り咲きし、そして今年3月には『コンプレックス力~なぜ、逆境から這い上がれたのか?~』(産経新聞出版)と題した書籍まで発売。その帯では「ブスから神7」と、ブスを前面に打ち出していた。その路線変更後の集大成が、今回のスピーチになったと思うのだが、なぜ私は、モヤモヤを感じたのだろう。それは、須田に対し、人気集めのための“ビジネスブス臭”が感じられることはもちろん、その自虐からは、逆に容姿至上主義を感じてしまうことが理由としてあると思う。 「見た目だけが魅力じゃない」と言いつつ、ブスという見た目要素で話題を作って這い上がり、「可愛くない」というネットの意見に固執してスピーチをし続ける姿の裏には、容姿への執着が感じられ、それが高じて「ブスだけど人気」が「美人で人気」より優れているのだと言いたげなのだ。 それに関連して、このスピーチからは「自分には容姿以外の魅力があふれているのだ」という思いがダダ漏れていたようにも思える。一般人でも「飛び抜けて可愛いわけじゃないのに、モテちゃう自分」自慢をする女性がたまに見られるが、そういうタイプの「外見というわかりやすい要素でモテているわけではない自分は特別」という美人に対するけん制は、逆に容姿を意識しすぎているからこそ出てくるのではないだろうか。 須田がこのねじれた容姿コンプを武器に、どこまでのし上がっていくのか注目したい。 大江綾子(おおえ・あやこ) 日夜、テレビや週刊誌、芸能人のSNSなどをウォッチングしているライター。どこか癖のあるニオイを放つ女性タレントがお気に入り。 最終更新:2017/06/28 21:00 Amazon コンプレックス力 ~なぜ、逆境から這い上がれたのか?~ また言うほどブスでもないっていうのが…… 関連記事 “ママタレ芸人”クワバタオハラは、なぜ女性から猛烈に嫌われるのか?misonoは、なぜ芸能界から消えないのか? 「人をイライラさせるプロ」として仕事術石田ゆり子、「すっぴん風自撮り」「ポエム調の投稿文」の“痛い”インスタが炎上しないワケ山崎賢人と野村周平に続くのは「竹内涼真」!? 若手俳優が売れるための“アンチを生む力”福原愛は、なぜ急速に嫌われたのか? メディアが作り上げた“泣き虫愛ちゃん”の弊害 次の記事 TOKIO・国分、まさかの勢力拡大中 >