サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「Domani」ごほうび買い企画が虚しいワケ カルチャー [女性誌速攻レビュー]「Domani」7月号 結婚&男へのファンタジーを失った「Domani」、“ごほうび買い”という名の金の亡者に 2017/06/24 16:00 女性誌速攻レビューDomani 金と買い物の話ばかりで、婚活もナシ? しかし、ちょっと待って。「2017年夏Domani読者のボーナス最新事情」によると、ボーナスの使い道は1位旅行、2位貯金・投資、3位洋服、4位スキルアップ、5位バック・靴とあるのに、バックに靴、アクセサリーをこれでもかと推してくるとは。確かに、暑い時にストーブを売ってこそ、できる営業マンの証拠。だけど、読者に今これを買わせる必要ってあるのか!? 「先輩おしゃれプロに聞く!ごほうびに“何買う?”“いつ買う?”を徹底トーク!」でも、30代になると“ボーナス買い”意識は薄くなる、なんて書かれてますし。ますます「ごほうび買い」企画の立つ瀬なし。先にあった、「読者のボーナス最新事情」の2位貯金・投資を意識してか、「時計・ダイヤ・パールは今すぐ買っておくべき」という先輩の意見にも、若干こじつけを感じます。この3つは、「今から未来に向かって、価格が上がっていく場合が多い。今がいちばん安いってことだから、投資するなら早いほうがいいですよ」とのことで、強引にアクセと投資をつなげてきましたよ! 昨年の7月号では「年下彼氏ファンタジーを盛り上げて… 男子目線をくらませる デートの日だって『やせ見え』コーデ術」なんていう、夢とピチピチ男子にあふれた企画があったのに、今月号は、「安くていいもの」に始まり「ごほうび買い」まで、金と買い物の話ばかり。どうした、ファンタジーは! 夢見る心は金に負けてしまったのか!? ■婚活、もうやめたの? この年になると確かに気になります。「35歳からの『パーティー服』、新ルール」。でも、よく考えるとパーティーなんて行ったこともなけりゃ、行く予定もない……「結婚式の二次会」でもいいのかしら!? いやいや、近頃、婚活指南に目覚めた「Domani」なら、パーティーといえば「婚活パーティー」か? と思ったら、「結婚式の二次会」と「ビジネスレセプション」という2シーンをパーティに設定していました。ワンピースとセットアップの2コーディネート別で、とても普通にオシャレにまとまっていました。なんだ……てっきり、婚活パーティーで出会っちゃって、友達の結婚パーティーに彼と出席して、「次は、わたしたちの結婚パーティー」な~んてストーリーが展開されるのかと思ってましたが、ファンタジー皆無! せいぜい、「余裕のある女らしさを狙って!」というキャッチを「いい男を狙って!」と脳内で読み替える程度です。 そうです。きっと婚活パーティーでパートナーは見つけないんです。「Domani」なキラキラ女は。先月号みたく、「親友から男友達を紹介される」なんていう“頑張りすぎない”出会いがきっと待っているんですよね。うん、君たちかっこつけすぎでしょう! 最後は、巻末にある編集長の言葉で締めましょう。「突然ですが、おしゃれな男の人が苦手です。正確にいうと『おしゃれすぎる男性』『自分がおしゃれだという自覚がある男性』といるとどうも落ち着かない」です。おっと、これって自分たちのことよね? 「自分がおしゃれしてると自覚している」からこそ、「頑張りすぎない」コーディネートをして隠しているのよね、「自覚」を。でも、かっこつけてるのバレてますよ! (白熊春) 前のページ12 最終更新:2017/06/24 16:00 Amazon Domani(ドマーニ) 2017年 07 月号 [雑誌] 金で得られる幸せに浸れる女はいいわね~ 関連記事 「Domani」35歳の婚活はデニムでOK!? 1シーズンで出会いから結婚のトンデモ企画「Domani」、松嶋菜々子の「平凡な私」語りに潜む“芸能界のマミートラック”を生きる術「Domani」、100人中99人を見捨てる婚活企画が登場! でも誰も結婚できなそうなワケ「Domani」の美容はもはや『ロボコップ』ノリ!? 「マシーン所有」の字面に見える信頼ししゃも脚にボトックス! 細くするなら「打てばいい」の“大人すぎる”「Domani」 次の記事 井ノ原、ジャニー社長に「恨み節」 >