サイゾーウーマン美容・健康女性のカラダ婦人科医に聞くタンポンのメリット 美容・健康 婦人科医・松村圭子先生インタビュー 婦人科医に聞く、タンポン向き、ナプキン向きなのはどんな人? 布ナプキンは生理痛に効く? 2017/05/31 15:00 インタビュー婦人科生理 タンポンには、メリットがたくさんある ――タンポンのメリットとは何でしょう? 松村 長時間換えなくて済むところです。タンポンのサイズや経血の量にもよりますが、だいたい4~8時間は取り換えなくても大丈夫なので、長時間の会議や授業でも心配いりません。膣の中で経血を吸収してくれて空気に触れにくいため、ニオイも起こりづらいです。 そして、ナプキンのように漏れやズレを気にしなくていいので、スポーツやレジャーの際も便利ですし、温泉やプールにも入れます。旅行の際もかさばらなくていい。メリットはたくさんあります。 ――タンポン使用時、トイレの際に尿でヒモが濡れるのですが、どうすればいいですか? 松村 通常、尿は無菌ですが、やはりニオイが気になるので、トイレのたびに交換した方がよいとは思います。 ――良い点ばかりのタンポンですが、使用の際に注意することはありますか? 松村 アプリケーターがついているので直接膣に触れるわけではありませんが、清潔な手で扱うことは大事ですね。そして、たまにタンポンを抜き忘れて「なぜかオリモノが臭う」と言って来院される方もいます。タンポンを抜き忘れたときのニオイは強烈で、診察室で抜いたときに部屋中に充満するほどです。 ――「抜き忘れ」というと、紐がちぎれてしまっている状態でしょうか? 松村 いえ。きちんと紐は露出しているのですが、抜いたつもりで忘れているようです。紐がちぎれることはめったにありませんし、万が一ちぎれてしまっても、婦人科に来ればすぐに取れます。 ――ナプキンは薄いものや吸収してすぐ表面がサラサラになるものなど、日々進化しています。タンポンは進化しているのでしょうか? 松村 アプリケーターがついて挿入しやすくなったというだけで、ほとんど進化はないと思います。というより、昔の人は脱脂綿を膣に詰めて処置していたので、それが吸収体に進化して紐がついただけのものです。タンポンなんて経血を吸収してくれればいいわけですから、進化の必要性がないんです。 次のページ ナプキン派かタンポン派かは、ライフスタイルと価値観の問題 前のページ123次のページ Amazon 女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本 関連記事 タンポンの広告動画が炎上! 「対人関係の不安を解消できることを伝えたかった」ナプキン、タンポンに次ぐ第三の生理用品「月経カップ」、そのメリットとデメリットとは?生理前の頭痛はPMSではない!? 頭痛専門医が教える、「女と片頭痛」の意外な事実!生理痛は本来「ない」のが正常 子宮内膜症のリスクが高まる痛みは漢方で改善豆乳を飲むと「生理痛軽減」「ダイエット効果あり」!? ネットのうわさを婦人科医がジャッジ