サイゾーウーマンコラム京都「御金神社」のアウトなおみくじ コラム [連載]そうだソルティー京都、行こう 伝統や文化はクソ食らえ!? 京都「御金神社」の拝金主義すぎる“アウト”なおみくじ 2017/01/06 19:00 そうだソルティー京都、いこう 京都は、世界屈指の観光地。そして女の憧れの地である。美味いもん食って、寺社を見て、お洒落して、勉強する。何でもかんでも「京都でする」のが女の憧れなのだ。女性誌はこぞって京都特集を組み、ガイド本や京都観光エッセイがボロボロ出版されている。確かに京都には歴史がある。名産品がある。美味がある……そして誰も取り上げないけれど「しょっぱい京都」もある。 しかし京都のほんとうの魅力は、こういうソルティーなところにあるのだ。上品ぶっている女性誌では取り上げないほんとうの京都の姿を、しっかり焼き付けて欲しい。そうだソルティー京都、行こう。 【第32回 御金神社】 無心の人や無欲の人は、俗世間から一歩引いている感じがしてツッコみにくい。例えば、座禅を組んで静かに瞑想してあるお坊さんにツッコミを入れる強者はほぼいないだろう。 一方で、欲にまみれている人のことはツッコみやすい。欲を表に全開にしていると、どうしても滑稽になる。AVのタイトルも、なんかおかしいのが多いし。 というわけで、今回は最高にツッコみやすい神社を紹介しようと思う。 これまで紹介してきた、地主神社や安井金毘羅宮といった場所は、「縁」の望みを叶えてくれる場所だった。一方は良縁、もう一方は縁切りだ。 今回紹介するのも「えん」に関する名所だが、えんはえんでもお金の“円”。その名もずばり「御金神社(みかねじんじゃ)」である。 鳥居からして金ぴかぴん 名前を見た瞬間に御利益の方向性がわかるレアな神社ではないだろうか。もともとは金属全般に御利益があるということだったが、いつしか民衆の欲にまみれて「金銭アップ」ばかりが注目されるようになったらしい。 “金銭アップ・ブランディング”が民衆主導だったのか神社主導だったのかはわからないけれど、とりあえず境内はその方向に乗っかりまくって、大変な金ぴか具合である。 屋根瓦に金の文字 あそこにも金 鈴緒も金 絵馬も金 夜光りする絵馬 そして溢れんばかりの金欲の数々 次のページ めくるめく金・金・金ワールド 12次のページ Amazon るるぶ京都ベスト'17 (国内シリーズ) 関連記事 京都屈指の珍スポット「時雨殿」がリニューアル! サイバー百人一首ミュージアムはいま竹の御殿に鎮座する「かぐや姫」人形――願いが叶うという触れ込みの京都謎スポットに潜入京都・高雄で発見、本堂が閉まりっぱなしの謎の寺! “まんじりと見張られる”拝観体験客を呼ばねば潰れる!? 観光激戦地・京都で見つけた、金福寺の必死すぎる“看板芸” 本能寺跡地がとんでもないことに!! 原哲夫先生ミーツ信長な珍スポット「信長茶寮」に潜入