仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

離婚危機報道の松居一代、熱心に更新するブログに感じた“欲求不満”の正体

2016/12/29 21:00
matuikazuyonoblog
松居一代オフィシャルブログより

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「皆の衆の大切な時間を割いて、愛をこめて送ってくれたコメント、ずっとずっと大切に保管するからね」松居一代
(松居一代公式ブログ、12月11日)

 今から10年以上前、“マツイ棒”という名の“割りばしにガーゼを巻いたお掃除グッズ”で、松居一代がどかんと当てた頃。彼女は、ワイドショーのコメンテーターとしてひっぱりだことなり、松居らしさをいかんなく発揮していた。

 例えば「うちは無農薬野菜しか食べないんです」と女性ゲストが発言すると、「本当に無農薬って言える?見たの?」と質問する。松居は無農薬かどうか確かめるため、野菜に貼ってあるラベルをもとに畑を探し、自分の目で見てから野菜を購入するそうだ。当時から松居は投資家として名を成していたが、投資用の土地を買う時の決め手は、土地のパワーだと話していた。その土地に、服のままで寝っ転がったときに、パワーを感じたら投資向きの物件なのだそうである。エキセントリックかつ、すごい集中力で物事を突き詰める性格は、投資家として適性があるといえるのかもしれない。

 現在も松居は、投資家として順調に活動している。東京オリンピックの開催決定、トランプ氏当選を予想した松居は、その辺に照準を定め、投資。『櫻井・有吉のTHE夜会』(TBS系)で、その利益について聞かれると、具体的な金額は明かさなかったものの、「ガッチリいっちゃいました」と投資が成功したことを認めた。


 そんな松居が先月、ブログを始めた。芸能人にとってブログは、小遣い稼ぎと思われがちだが、松居にいまさら小金は不必要だろう。松居ブログを読んでみると、情緒不安定な印象を受ける。「おかげ様」とか「感謝」とか「ありがとう」という言葉が繰り返されるものの、その一方で「あたしだって泣いてる時もあるよ」「今年は泣いてる時期が長かったもんで、(伊勢神宮に)参拝できる状態じゃなかったんだ」など、何かあることを匂わせる。

 ここで思い浮かぶのが、今年の頭に持ち上がった俳優・船越英一郎との離婚危機報道である。松居は否定したものの、船越がコメントを出さないこと、また「女性セブン」(小学館)で船越が自宅近くのマンションで生活をし、松居とプチ別居をしていることが報じられたことにより、離婚説はくすぶったままだ。『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)に出演した松居は、「100歩で別居という報道はおかしいですよね?」と謎の理論を展開。さらに「電気が消えたら、仕事に行くんだなとわかる」「誕生日のプレゼントは2日徹夜して、Tシャツを手作りした」と円満をアピールするが、なんとなくやることがストーキングっぽいのである。

松居一代の開運生活