今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

逃げ切ったASKAに迫る、謎の集団「ギフハフ」に期待される活動

2016/12/23 21:49

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

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『SUPER BEST II』/ポニーキャニオン

◎100円で買える平穏
 逃げるは恥だが役に立つ。本当に、すごいぜASKA。くそ、私もそれトライしときゃよかった! という高知東生、高相祐一、高樹沙耶の声が聞こえてきそう。特に高相は本当に取り入れる予感が。もう「次回ありき」で決めつけているわけだが。

 不起訴になったことで、ASKA脳内の「ギフハフ話」は今後より広がりを見せるだろう。携帯電話の後ろの電池入れをカパッと開けると、「(秘)」と書いてあるシールが見えた! 気がするとかね。これがASKAの考える「アプリ」というものだから。アプリって、そういう仕組みじゃあないのだが。そこも含めて。もう勝手にASKAをガラケーユーザーと決めつけいているわけだが。

 誰か本当に貼ってあげてよ(秘)シール。ガラケーの内側にペッタリ。ダイソーで買ってきてさ。それで少しでも長くこちらで安寧に過ごせるのなら。安寧ってこたぁないか。

◎ググって調べて!
 ほどよく本音や毒もあり、栄光も現在も恩讐の彼方へ。あれ以上の大団円はない気がする。あのタモリの回を持ってして、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回で良かったんじゃないか。椎名林檎ゲストの「最後のライブ」も踊りに力がこもってたし。あれを「最終回」として焼き付けた方が、メンバーもファンも世間も業界も、みーんな幸せだったのではないか。


 あーこわいよこわいよ、26日の最終回。メンバー本人たち不在で、往年のVTRだけ流せども流せどもってのもこわいし、画面右上に「LIVE」の文字が出る中、フジテレビにSMAPを慕うという体で、いろんな芸能人が集まってくるっていうパターンもこわいし。最後にキムタクひとりで出てきそうなのもこわい。こわいよこわいよ。まんじゅうこわいよ。若い人は知ってるかなこれ。

◎お盛んな周辺
  「成宮寛貴の友人A氏のブログ」。自分で「氏」っておい。メンタリティも偏差値も、ツンツンしてた対象が違うだけで、おでんツンツン男と大差なし。「ツンツン、ツンツン」って、うーむ。こんなのに引っかかってたのか成宮寛貴は。今後ずーっとこの男がチラつくことを考えたら、ある意味引退しといてよかったのかもしれん。猿飛じゃない方のサスケもまだウロついてるし。2人でコンビ組んでプロレスデビューしないだろうな。あと、A氏インタビューセッティングしたの、あのヤクザ名義貸し記者じゃないだろうな。フジテレビ以外の他局は手を出してないってところが味わい深い。言い値取られて取れ高ゼロ。今年も最後までフジってら。お疲れさまでした。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/21 20:36