サイゾーウーマンコラム全盛期が忘れられないキャバ嬢 コラム 元キャバクラ経営者が見た夜の世界の裏側5 「キャバ嬢としての全盛期が忘れられない」夜の世界から足抜けできなかった女たちの今 2016/12/20 15:00 キャバクラバブル ■自分にとっての“一番いいとき”を忘れられない しかし、かつてのキャバレー全盛時代のような収入は望むべくもなく、時給は1,000円ちょっとと、アルバイトや一般職のパートの時給とそれほど変わらない。なぜ、収入の高さというメリットがないのに、夜の世界にこだわるのだろうか? 「ちょっと前に、あるAV女優のドキュメントを見たんですが、売れっ子のときはトップアイドル並みの待遇を受けていたけど、人気が落ちてからは、複数の女優が出演する、ひと山いくらみたいな扱いの作品しかオファーが来ないんだそうです。それなのに辞めない理由を聞かれると、『また昔みたいになりたい』と答えていました。上ったはしごの先から降りられなくなったというのかな? ちやほやされて、はしごを上ったけど、人気がなくなったからとはしごを外されたら、落ちるしかないですよね? そうなったらほとんどの人はあきらめるけど、自分にとっての“一番いいとき”を忘れられず、支える足場がないのに、そこにしがみついてしまう人間もいます。夜の世界から抜けられなくなった女性たちは、『自分にはこの仕事しかできない』と口を揃えて言うのですが、良き時代をいまだに忘れられずにいるのかもしれません」 自分が一番輝いていた瞬間。「本人にとっての武勇伝」をいい年になっても自慢げに話す男が多いように、それを忘れられないのは女も同じなのかもしれない。夜の世界にこだわるのは本人の自由だ。しかし、M氏はベテラン嬢たちのどこか疲れた背中を見ると、なんともやるせない気持ちになるという。 前のページ12 最終更新:2019/05/21 16:45 Amazon キャバ嬢社長 歌舞伎町No.1嬢王 愛沢えみりとしての生き方 熟女キャバクラって何歳まで働けるの? 関連記事 キャバクラ経営者がキャバ嬢にハマらなかった理由 夜の世界の本音と建前1カ月で閉店するキャバクラの真相 タケノコのように続々生まれて消える店の裏側キャバクラのルールを破った黒服の末路は? “深くて暗い”悲惨な行方売り上げをごまかす社長、キャストに手を出す黒服……元キャバクラ経営者が見た夜の世界の裏側キャバレーからキャバクラへ、夜の女たちはこう変わった! 裏方が語る、時代の変化 次の記事 JUMP山田、月9ワースト更新で大爆死 >