【連載】美容整形Dr.高須幹弥に訊く!

「極楽浄土へ行く前に」「20代との情事のため」Dr.高須が明かす、子どもとお年寄りの整形事情

2016/12/12 21:00

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【第28回】「高須幹弥センセイ、小学生で整形する子もいるんですか?」
キレイになりたい……女性の飽くなき美への追求に、年齢という壁はないのかもしれない。若者から高齢者まで、メイク、ファッション、ヘアスタイルなどあらゆる手立てを使って、自分が最も輝くスタイルを追い求めている。特に、美容整形が身近となった昨今、整形で確実に理想の自分へ近づく人も少なくないみたい! 高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥先生、最年少と最高齢の患者さんは何歳ですか?

■過去には10歳の二重手術を担当
 骨や体が成長段階の16歳くらいまでは受けられる施術も限られてしまいますが、レーザーでのホクロ除去なら5歳からできますよ。ほくろのできる位置によっては、いじめられることもありますし、ホクロは成長とともに大きくなるので、小さいうちに取った方が、痕も残りにくいんです。

 単純に「可愛くなりたい」という目的だと、10歳くらいで二重手術に来られる方がいますね。逆さまつ毛など、身体的な理由からという場合もありますが、「娘を子役としてデビューさせたい」というお母様に連れられてとか、お母様自身が僕の患者さんで「娘も可愛くしてほしい」と連れてくることもあります。

 その場合、未成年に必要な保護者の同意は取れているものの、逆にお子さんが嫌がっている場合は虐待になってしまうので、僕は必ずお子さん本人の意思も確認するようにしています。それでも、母親から日常的に「整形して可愛くなろうね」などと言われていると、子どもも「やりたい」って言うんですけどね。ただ、「本当は怖い」とか「やりたくない」と思っている子は、母親の顔色を窺うなどの素振りでわかるため、そのようなときはお断りしています。


 お子さんの二重手術は、いつでも戻せるように埋没法を用いることがほとんどです。というのも、施術から1週間ほどで「元に戻したい」って来る方がそこそこいるんですよ。一重から二重になると印象がかなり変わるので、学校などで友達から「整形した」とからかわれたり、また、お子さん自身が「自分の顔に見慣れないから」という理由で、元に戻したいと思うようです。一方で、本人は気に入っていても、お母様の方が「わが子の顔が変わって受け入れられない」とおっしゃる場合も少なくありません。

絵本 極楽