SMAP残り1カ月、ファン一の“解散撤回”運動の中「ベストアルバム発売日」が記念日に!

2016/12/07 15:00
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12月21日を記念日と認定する証明書

 1991年9月9日、「Can’t Stop!! ‐LOVING‐」でCDデビューを果たし、今年で25周年を迎えたSMAP。8月に年内での解散を発表したが、長年グループを応援してきたファンは心の整理がついていない状態で、今もなお“解散撤回”を切望している。草なぎ剛、木村拓哉がそれぞれ2017年1月期の連続ドラマで主演を務めることが明らかになったものの、年内にメンバーがファンの前に登場する機会はあるのか、不透明な状況だ。

 16年はデビュー25周年のアニバーサリーイヤーとなるはずが、1月にグループの独立問題が表沙汰に。SMAPを支えてきたチーフマネジャー・飯島三智がメンバーを連れて事務所独立を検討するも、木村のみがジャニーズ残留を決めたため、メンバーが分裂状態にあると伝えられた。

 その後、8月14日未明に解散を正式発表。悲しい結末となった最大の要因として「メンバーの不仲説」が取り沙汰されているが、多くのSMAPファンはメンバーや飯島氏ではなく、ジャニーズ事務所側に原因があると認識している。そもそも騒動の発端は15年1月の「週刊文春」(文藝春秋)の中で、メリー喜多川副社長が飯島氏やSMAPについて否定的な考えを示したことだといわれ、「SMAPは事務所によって解散に追い込まれた」と納得していないファンが、撤回へ向けて現在も動いている。

「9月9日のデビュー記念日には、東京新聞をはじめとした一般紙の伝言板スペースに、SMAPファンからの祝福メッセージや活動継続を願うコメントが数多く掲載されました。同様の運動は11月1日にも行われ、“解散反対”という姿勢を世間に広めるため声を上げ続けているようです。『世界に一つだけの花』の購買運動もトリプルミリオン(300万枚)を達成すべく盛り上がっていますし、レギュラー番組などに応援メッセージや放送継続の要望願いを送る活動も続いています。さらに、ファンの団体が存続を希望する署名活動を実施し、その数は37万人を突破したとか。解散を阻止するべく、SMAPファンは一丸となっています」(ジャニーズに詳しい記者)

 12月21日発売にはファン投票により選曲されたベストアルバム『SMAP 25 YEARS』が発売される。ファン人気1位を獲得したのは06年発売のアルバム『Pop Up! SMAP』の収録曲「STAY」。“とどまる”の意味を持つ「STAY」は、曲中に「僕らずっと共に歩こう 永遠なんて言わないからさ 5、60年それだけでいい」という歌詞があり、ファンの願いが込められた結果だった。


 SMAPの功績や存続意義をアピールする活動が続く中、ファンにとって喜ばしいニュースが飛び込んできた。一般社団法人バウリニューアルジャパン(VRJ)が、ベストアルバムが発売される12月21日を記念日として制定したという。VRJは、「愛を誓うすべての人たちに記念日を」という考えで、それぞれの人が持つ大切な記念日や節目を“バウリニューアルデイ”として認定する活動を行っている。

 今回、ベストアルバム発売日を記念日と定めることになった経緯について、同社に話をうかがった。

「今年からVRJでは、1年で最も相応しい“愛の誓いを新たにする記念日”を『ベストバウリニューアルデイ』と制定することになりました。SMAPは日本を代表するトップアイドルグループです。彼らの活動を支えてきた全てのファンの皆様にとって、“いつまでも愛の誓いを新たにする記念日になってもらいたい”との願いを込め、25周年記念アルバムのリリース日である12月21日を、記念すべき第1回目の『VRJベストバウリニューアルデイ2016』に決定させていただくことといたしました。ファンの方々が愛を込めて選んだ楽曲が形となって発売されるこの日こそ、愛の誓いの記念日にふさわしく思います」

 今回、制定された記念日は、SMAPとファンが歩んできた25年の“愛の結晶”ともいえるだろう。現在、SMAPを取り巻く環境は暗雲が漂っているが、来年のこの日はメンバー、ファンも晴れやかな気持ちで迎えられることを願いたい。

・取材協力:バウリニューアルジャパン


最終更新:2016/12/07 15:11