サイゾーウーマン海外HIVを告白してから25年経ったM・ジョンソン 海外 いまや大金持ちに! HIVを告白してから25年、マジック・ジョンソンが「私は今もここにいる」 2016/11/09 19:20 セレブ 25年経ってもこんなに元気だなんて…… NBA史上最高のプレイヤーだとたたえられている、元プロバスケットボール選手のマジック・ジョンソン(57)。1980年代にロサンゼルス・レイカーズが成し遂げた5回の優勝に貢献し、ファン投票によりNBAオールスターゲームに通算12回選出。3回のシーズンMVPに輝くなど、すばらしい功績を残してきた。 そんな彼がHIVに感染していることをカミングアウトし、レイカーズから引退すると発表したのは91年11月7日のこと。HIV感染者に対する偏見が吹き荒れていた時代に記者会見を開き、「HIVに感染したので、本日付でレイカーズを辞めなければならなくなりました。エイズは発症していませんが、HIVウイルスに感染したので。妻はHIV陰性ですので問題ありません。ま、長生きするつもりですから。これからも、みなさんよろしく」と堂々と告白したのだ。マジックは「今後はHIVのスポークスマンになる」「セックスするときは、必ず予防すること。自分は絶対に大丈夫と思うだろうけど、そんなことはないんだって伝えていきたい」とも語り、世間に大きな衝撃を与えた。 「ジョン・F・ケネディ大統領暗殺に匹敵する」と表現されるほど全米に大きなインパクトを与えた、マジックのHIV感染告白。当時、HIVは「同性愛者による性行為」「薬物依存者が注射器の回し打ちで」感染するものだというイメージが強かったが、マジックが異性とのコンドームなしのセックスでHIVに感染したと明かしたことで、感染者に対する偏見が少しずつ変わるようになった。 マジックは、引退後の92年に開催されたバルセロナオリンピックで、NBA史上屈指のスター選手たちが集まった「ドリームチーム」のメンバーとして大活躍し、金メダルを獲得。同年のオールスターゲームにも出場し、HIV感染者も普通の暮らしができるのだということをアピールした。治療薬が効いてエイズの発症が抑えられていることもあり、現役引退後は、HIV感染を防ぐチャリティー活動を行いながら、スポーツコメンテーターに挑戦したり、レイカーズの株を購入し、コーチとして働いたり、95~96年には現役に復帰したりと精力的に活動。ビジネス界でも大成功を収め、2012年にはロサンゼルス・ドジャースの共同オーナーとなった。現在、マジックの総資産は6億ドル(約630億円)ともいわれている。 そんな彼が7日、米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」の突撃取材に応じ、HIV感染を発表した日からちょうど25年たったことに関して、「自分が元気に生き続けられていることは幸せに思っているが、この25年間に、多くのHIV感染者が亡くなっているからね」と発言した。 同サイトが公開した突撃取材映像は、レストランから出てきたマジックがリポーターたちを見て「なんか起こったのかい?」と気さくに話しかけるところからスタート。 12次のページ Amazon 抗HIV/エイズ薬の考え方,使い方,そして飲み方 関連記事 「外見が似てて精神的苦痛」? セレブが巻き込まれたトホホな訴訟事例 「日本で報じられる印象と現地の状況は違う」 世界一周した女性医師が語る、一人旅の魅力と注意点「この惑星でHIVを完治させられる男はオレだけ!」チャーリー・シーンの悲愴感皆無のカミングアウト売春宿で倒れたラマー・オドム、壮絶な人生に同情が集まるも悲観せざるを得ない状況アメリカ最大のタブー、人種差別発言で表舞台から去ったセレブたち