サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「CLASSY.」の合コン実況が地獄 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」12月号 「CLASSY.」の“雑談力アップ”のための合コン実況中継、地獄が地獄を呼ぶ展開に…… 2016/11/16 17:00 女性誌レビューCLASSY. 「CLASSY.」2016年12月号(光文社) 今月号の「CLASSY.」(光文社)、特集は「『パリっぽい』のが今っぽい!」です。このところ“女の欲望ロンダリング”の役割をハワイに取って代わられた感のあるパリですが、ここにきて古豪の強さを見せつけるのか。 リードを見る限りでは「そろそろ、しっとりと上品で女のコらしいスタイルが恋しくなってきませんか? そんな気分を叶えるのは“パリっぽい”コーディネート」とあっさり。しかしながら「パリジェンヌのオシャレをテーマにしたイラストエッセイを多数発刊」しているイラストレーターによるコラムでは、「お気に入りの定番アイテムをとことん着込んで、自分の体に馴染ませる」「流行に左右されず、自分のライフスタイルや個性に合う服を日々選びとっていく、彼女たちのそんなブレがない“買い方”や“着方”がパリスタイルを作っている」などなど。それ「CLASSY.」女子が最も苦手とするところちゃいますの……? <トピックス> ◎特集 「パリっぽい」のが今っぽい! ◎冬のモテ服対決!「細いい女VSゆるいい女」 ◎モテる女は雑談上手 ■「レザーパンツ=海外セレブ」という謎の偏見 これまで、「モテそう」「結婚できそう」と不純な理由で「白ワンピだ」「いや、こなれだ」とファッション価値観を二転三転させてきた「CLASSY.」ですよ。今さら「ブレないパリスタイル」と言われても。しかし特集名をよく見てみれば「パリっ“ぽい”」が「今っ“ぽい”」。「パリ」じゃなくても「今」じゃなくてもいいのか! ということで、エルベシャプリエやらアニエスベーやらアラフォー世代にも懐かしいブランドが多数登場するパリっぽい企画はスルーして、「冬のモテ服対決!『細いい女VSゆるいい女』」を見てみましょう。これは「冬の2大モテスタイル、タイトシルエットの『細いい女』とふんわりシルエットの『ゆるいい女』」が、「合コン」「キレイめデート」「カジュアルデート」の各シチュエーションで展開するコーデバトル。「ふわふわのモヘアの質感が優しく女らしさを引き立てると同時に、ほどよい肌見せでさりげない色気も漂います」とか「タイトスカートのスリットから覗くセクシーな脚に目を奪われない男子はいません!」とか、やっぱりパリとか全然関係ない。圧倒的モテの前で、エスプリのなんと無力なことか。 次のページ 出会いはあっても仲良くなれない人は、ジュディ・オングを目指せ 123次のページ Amazon CLASSY.(クラッシィ) 2016年 12 月号 [雑誌] 関連記事 選ばれた女たちの余裕と自信がにじみ出る! 「CLASSY.」の商社妻座談会が読者の神経を逆撫でどこまでも男の妄想に付き合う「CLASSY.」が、危険なニオイしかしない“量産型女子”を提案男ウケ服に、男性読者が「正解すぎてびっくり」! 今月も謎の宴会芸を繰り広げる「CLASSY.」カッコいいとモテの矛盾に疲れた「CLASSY.」読者を癒やす、「愛が深まる服」という夢物語UNIQLOやGAPをモテ服と紹介する「CLASSY.」のコピーが、イイ感じに狂ってる!