ポジティブも過ぎると叩かれる

タイガー・ウッズがあの不倫騒動をまったく後悔していないと言い放ち、猛バッシングを食らう

2016/10/24 18:45
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ゲスの極み男子ことタイガー・ウッズさんです

 今からさかのぼること7年前、あまりにも破天荒な不倫騒動で世界中から批判を浴びたプロゴルファーのタイガー・ウッズ(40)が、教育/教養番組を放送することで知られるアメリカの公共放送ネットワーク「PBS」で放送されている『チャーリー・ローズ ザ・ウィーク』というインタビュー番組に出演。74歳のベテラン・ジャーナリスト司会者チャーリー・ローズから、不倫騒動について突っ込んだ質問をされたのだが、その回答が「まさしくゲス」だと話題を集めている。

 タイガーの不倫騒動は、2009年11月、愛人の存在を知った妻のエリン・ノルデグレンにゴルフクラブで攻撃され、逃げようと車を急発進させて、自損事故を起こしたことがきっかけで発覚。ホステスやウェイトレスやポルノ女優など、10人以上の愛人がいたことが判明した。タイガーは過ちを認め、ゴルファーとしての活動を中断。しかし、スポンサーはもちろん、黒人女性たちも「黒人の男は成功すると白人の女性を手に入れ、白人社会で暮らす。そしておかしくなる」と大激怒。人種問題にまで発展し、マスコミを大いに賑わせた。

 翌年、タイガーは「重度のセックス依存症患者であり、治療を受けている」と伝えられた。タブロイドで「治療の一環として、エリンに浮気相手のリストを提示したのだが、5年の結婚生活の間に浮気した女性として、120人もの名前が書かれていた」と報じられると、男性から羨望のまなざしで見られるようにもなった。

 この騒動が原因で、タイガーはエリンと離婚。慰謝料は1億ドル(約103億円)で、2人の子どもたちの親権は共同で持つが、子どもたちと暮らす権利はエリンが獲得したと伝えられた。

 その後、タイガーはゴルフで名誉挽回を狙ったものの、故障に悩まされ、メジャー優勝は08年以来無縁に。昨年は腰の手術を受け、今年12月にバハマで開催される「ヒーロー・ワールドチャレンジ」で復帰を目指すことを明かしているが、本当に復帰できるのか、疑いの目を向ける人もいるようだ。


 そんな「つつかれたくない黒歴史」を持つタイガーが、亡き父親と共に設立したタイガー・ウッズ基金の創設20周年を迎えたこともあり、珍しくインタビュー番組に出演したのである。

 チャーリーはまず、タイガーのキャリアをたたえながらトークを展開。「あなたはメンタルを強く鍛えること、そして勝利することを学んだ。まだ、それはお持ちですか?」と質問されると、タイガーは笑顔で、「えぇ。まだ失ってませんよ。どうすれば勝つのか熟知しています。(優勝する)位置にさえつけば、キメることができますよ」と自信を持って答えた。

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