『とと姉ちゃん』山場の「商品公開試験」の結果に、視聴者は「後味が悪い」と不満爆発!?
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『とと姉ちゃん』(NHK 総合/月~土、午前8時) 幼くして父を亡くした小橋常子(高畑充希)が、「父(とと)」の代わりとして、母と妹2人を守りながら、怒涛の戦前・戦後をたくましく生き抜いていく物語。総合誌「暮しの手帖」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
141話では、「あなたの暮し」出版の面々による、洗濯機の公開試験が行われ、洗浄能力や騒音などがチェックされた。各社の担当者は、自社製品の性能を自慢げに語るも、花山(唐沢寿明)が次々と問題点を指摘し、常子は「家事に追われる女性を解放するために、メーカーの方々には志を持ってほしいんです」と訴える。一部の視聴者からは「家事を預かる者として、常子の言葉に涙が出そうになった」と賛同の声が上がり、朝ドラの直後に放送されているNHKの情報番組『あさイチ』では、司会のV6・井ノ原快彦も「全国の主婦の皆さんも、常子の言葉にうなずいているでしょうね」とコメントしていた。
しかしその一方で、ネット上には「メーカー各社の自慢→常子の試験内容の発表→司会を務める国実恒一(石丸幹二)の『なるほど』。この3つの繰り返し」「イノッチ、私も主婦の1人だけど全然納得してない」など批判的な意見も少なくなかった。
142話でも公開試験は続き、アカバネ電気製造の洗濯機の欠陥が明らかになり、常子たちは商品試験の正しさを証明するが、メーカーがコテンパンにされるといった展開には、「公開試験は裁判ごっこ」「メーカー側の準備不足が目に余る」など後味の悪さを覚える視聴者が続出。さらには、「NHKは、この作品を通して何を伝えたかったんだろう?」と疑問を呈する声も出ていた。
だが143話の放送後は一転、好意的な意見が多く上がる。その要因となったのが、常子たちの叔父・鉄郎(向井理)の再登場。視聴者からは「おかえり!」「明日も鉄郎が見られる、やった~」と歓喜の声が飛び交い、「鉄郎と再会したとき、常子、鞠子(相良樹)、美子(杉咲花)がそろって目を丸くした様子がウケる」と語る人も。最終回に向けて鉄郎の存在が起爆剤となるか? 明日以降も目の離せない展開が続く。