サイゾーウーマンカルチャーインタビュー子どもを安全に預けるためには カルチャー 公益社団法人全国保育サービス協会事務局次長・長崎真由美氏インタビュー 富士見市の事件はベビーシッターではない 子どもを安全に預けるために知っておくべきこと 2016/08/18 15:00 インタビュー育児ベビーシッター ■ベビーシッター会社の選定が大切 ――安全にベビーシッターを利用するために、利用者が気をつけるべきことはなんでしょうか? 長崎 個人でやっているベビーシッターさんを否定するわけではないですが、安全性、それから何かトラブルがあった時のことを考えるとベビーシッター会社と契約を結び、ベビーシッターを派遣してもらうのが良いと思います。契約書があり、利用規約があり、料金体系も明示されていて、ベビーシッターもその会社に雇用されているので、採用される際に第三者の目が入っていますし、採用後もマニュアルがあり、教育訓練を受けています。 さらにベビーシッター会社では、利用者の希望に一番ふさわしいベビーシッターを選んで派遣します。利用者がどんなベビーシッターに来てほしいかという要望をはっきりと伝えれば、事前にトラブルを減らすこともできますし、万一ベビーシッターとトラブルになっても、その会社に連絡すれば解決することができます。まずはベビーシッター会社を介してベビーシッターを利用することを考えてほしいと思います。 ――ベビーシッター会社の選定において大切なことはなんでしょうか? 長崎 それぞれの会社で特徴もあり、料金も違います。利用する場合は、複数の会社に問い合わせをしていただきたいと思います。メールのやり取りだけで済ませる方もいますが、まずはその会社が信頼できるかどうかをご両親が五感で確認してください。もし会社に対してなにか疑問や不安なところがあれば、そこに所属するベビーシッターに自分のお子さんを預けようとはならないと思います。逆に言えば、その会社を信頼できると思えるならば、その会社に所属しているベビーシッターだから、まずは安心できるということになります。 大事な自分のお子さんの命を預けるわけですから、お母さん、お父さんが納得いく会社を選び、疑問や心配ごとはきちんと確認することが大切です。ご両親が責任をもって会社を選ぶこと、まずはそこが大切だと思います。 (田村はるか) ・公益社団法人全国保育サービス協会 子どもの成長発達の基盤となる家庭養育の支援を基本理念とし、保護者等の委託を受けて、その居宅等に訪問して行う保育サービス等を通して、すべての子どもと子育て家庭の良質な成育環境を保障することのできる社会の実現に寄与することを目的とし、ベビーシッター研修、ベビーシッター資格認定試験の実施を行っている。 前のページ12 最終更新:2016/08/18 15:43 Amazon 在宅保育論―家庭訪問保育の理論と実際 よく調べることが大切 関連記事 ベビーシッター業に意外なビジネスチャンス! 2日で11万円超えのオーダーとは……意外な時間に入浴希望、監視カメラの要望……ベビーシッター事業は手探り奮闘中です!保育園・ベビーシッター派遣業で直面する、「男性保育士・シッター」問題神田うの「ベビーシッター3,000万円窃盗事件」に見つけた、新たな金のニオイ保育園で得た経験をもとにシッター業に参入! 小学生ママも利用してほしいサービスを充実 次の記事 北川景子&DAIGOに視聴率格差 >