サイゾーウーマンコラム彼女が婚外恋愛に走った理由セックスをしない婚外恋愛母 コラム 【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由 「セックスはしません」婚外恋愛にハマった40代母が、既婚者の彼氏に望んでいるモノ 2016/07/30 19:00 彼女が婚外恋愛に走った理由 (C)いしいのりえ 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。どちらの呼び名にも大差はない。パートナーがいるのにほかの男とセックスする、それを仰々しく “婚外恋愛”と言わなくても、別に“不倫”でいいんじゃない? しかしそこには、相手との間柄をどうしても“恋愛”だと思いたい、彼女たちの強い願望があるのだろう。 婚外恋愛をしている女性たちから話を聞いていると、その表情が生き生きしていることにいつも驚かされてしまう。 彼女たちの話は、堂々とは話しにくい内容だからこそ、「誰かに聞いて欲しい」という気持ちが強いのかもしれないが、それにしても、晴れ晴れとした表情をしている女性が非常に多いのだ。筆者がそう切り出すと、祥穂さん(仮名)はパッと明るく笑ってこう言ったのだ。 「当然だと思いますよ。婚外恋愛っていう関係だからこそ、私たち全力で恋をしているんです。中学生の頃の戻ったみたいなんですよ」 ■娘のバースデーケーキを不倫相手の家に忘れた夫 今回お話を聞かせていただいた祥穂さんは、大学生のお子さんを持つ40代の女性だ。小柄な体形にふんわりとしたパステルイエローのチュニックが似合う祥穂さんは専業主婦だったが、現在、夜のパートに出ている。 「比較的若い頃に結婚して、それからずっと専業主婦でした。夫が『お前はうちを守れ』というタイプだったので……そこそこ稼いでくれる方だったから、ありがたかったですね」 ご主人との出会いは20代前半。1年半ほどの交際でゴールインした。 「夫とは年齢が一回り離れていますので、夫の方が早く結婚したがっていましたね。夫の実家が地方にあるまあまあ大きな家で、親戚づきあいも密ですので、早く祖父母に孫の顔を見せてあげたかったんだと思います」 そんな夫の願いがかない、結婚してから間もなく祥穂さんは妊娠し、翌年出産する。 「同級生たちが遊んでいる時には、子育てに追われていました。うらやましかったけれど、『あと15年、20年後には遊べる、だから頑張ろう』って言い聞かせていましたよ」 そんな祥穂さんが婚外恋愛に足を踏み入れたのは、今からまだ半年前のことだ。ご主人の浮気疑惑、そして、友人に誘われてアルバイトを始めたことがきっかけだった。 「夫が浮気してるかな、という疑惑は今までも結構あったんですけど……決定的でしたね。不倫相手と間違えて、私にメッセージを誤送したんですよ」 ご主人の不倫相手は独身だったのだろうか、そのメッセージには「冷蔵庫にケーキ忘れて帰っちゃったから、よかったら食べてね」と書かれていたそうだ。そして、そのケーキは恐らく祥穂さんとのお子さんの誕生日祝い用だったという。 「想像以上にショックでしたよ。娘に買ったケーキを不倫相手に食べさせる鈍感さが、もう……今でも誤送信の話は一切していません。その方が夫も堪えると思ったんですけど、ちょっと、どうでもよくなっちゃって」 12次のページ Amazon 『妻と恋人 - おぼれる男たちの物語』 関連記事 「私は輝いてるという実感は幻」婚外恋愛サイトの運営者が明かす、不倫のもたらす絶頂と絶望「妊活」を乗り越えられたのは、婚外セックスのおかげ――恋人を「同志」と呼ぶママの真意不倫相手との“交換日記ブログ”が奥さんにバレた――ネットに翻弄された主婦が欲しかったモノ「冷静にならないと」アラサー不倫女子が語るベッキー……「奥さんにバレてる」禁断愛の落とし前「男がキャバ嬢を落とすのと同じ」2児の母は、なぜ家庭外セックスを辞められないのか?