サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「Domani」の「母・妻・女」分類が溝を深める!? 噛み合わない母と女の“保活”議論 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「Domani」8月号 「Domani」の「母・妻・女」分類が溝を深める!? 噛み合わない母と女の“保活”議論 2016/07/24 16:00 女性誌速攻レビューDomani 「Domani」8月号(小学館) 一体いつからでしょう、こんなにもハワイが巷で取りだたされるようになったのは! 気づいたら皆がハワイハワイと騒いでおり、雑誌では年一で特集が組まれ、ハワイへ移住する芸能人が出てきたり。そんなハワイが「Domani」(小学館)読者ももちろん大好きなようで、今月号では「心はすでに『ハワイ』へエスケープ」といった特集が掲載されております。「ハワイ」、そして「Domani」お得意の「母」というキーワードで思いつくのは吉川ひなのさんや梨花さんですが、意外にもハワイ生まれで在住の長谷川潤さんを表紙とナビゲーダーに持ってきました。「流行のハワイ」ではないのよ、「こちとら生粋のロコで攻めるわよ」と主張している気がします。 中身も「ここ素敵、あそこはおいしい」といったものも、もちろんたくさん載っているのですが、「35歳からは、暮らすように過ごす大人のホノルルステイ」ということもあり、「ハワイ通なDomaniエディター&スタイリストetcなどが教える!ウラワザ的過ごし方のススメ」なんてページも。推薦者は職業と名前、ハワイ渡航歴が書かれており、ここでもさりげないマウンティングが繰り広げられ……。なんだか素直にオススメを聞けない筆者でございました。さぁ、ハワイネタはこの辺りで終わりにして、現実に戻りましょうか! 今月のトピックスです! <トピックス> ◎心はすでに「ハワイ」へエスケープ!! ◎TOKYO「女の欲望」プラン52 ◎女妻母 それぞれの「保育園落ちた日本死ね!!!」 ■モヤモヤさせないで! 内容より何より、とにかく子どもっぽくおバカなノリで手書きされたタイトル文字が気になった、「TOKYO『女の欲望』プラン52」。35歳の、働く美しい女の書く字には到底見えません。連載コラムで目にするエビちゃんの美しすぎる字を見習ってー!! 一応内容を見てみましょう。鈴木亮平さんとは、「自然体で暑さを楽しみたい!パワー注入のご褒美デート」。昼間から、銭湯に行ったり鰻を食べに行ったり、神社に行ったりというデートです。芸能人のデート現場としてよくスクープされる「岩盤浴」もオススメされており、思わずオリーブスパか? とチェックしましたが、そんな下世話なシャレはありませんでした。そんな中、「気の置けない相手とのデートに、『いいね』がもらえそうなフォトジェニックな場所なんて必要ない」という言葉がキラリと光ります。どんな相手とのデートだったらフォトジェニックな場所が必要なんだい? お次は千葉雄大さんとの「暑いからこそ、まったり過ごしたい!真夏の昼下がりのご褒美デート」。鈴木亮平さんとのデートでは、「もしも素敵な同期が恋人なら…」なんていう枕言葉がありましたが、ここでは「こんな年下クンに癒されたい!」の一文。読者にとっては、旦那と別のつばめくんポジションという妄想でしょうか? 浴衣で屋形船に乗ったり、昼間からクラフトビールを飲み比べたり、カレーを食べに行ったり。 12次のページ Amazon 『Domani(ドマーニ) 2016年 08 月号 [雑誌]』 関連記事 ボルダリングも女子マネジャー風情……「Domani」の年下男子とデート妄想に見る限界“何もしない一日”の「TO DO LIST」付き、“予定ナシ”ができない「Domani」の女たち「今幸せですか?」に82%YES、「Domani」読者のSNSがはらむ“幸せテロ”のつらさ“バリバリ働く美しい母”を猛プッシュ! 育休明け復職前提の「Domani」が目指す女って?エビちゃんが「表現者」宣言、「35歳のカラコン」で右往左往……混沌の「Domani」