[ジャニーズ・メディアの裏側]

ジャニーズ権力の証明? TOKIO・国分太一、低視聴率連発なのに「番組出演本数トップ」の謎

2016/07/17 08:00
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『ビビット』っていうタイトルなのに、視聴率色褪せすぎ!!

 「2016上半期タレント番組出演本数ランキング」(ニホンモニター調べ)が発表され、TOKIO・国分太一が366本でトップに立った。14年、15年の年間王者に輝いた国分が、3連覇に向け好発進したかたちだ。

 調査期間は今年1月1日から6月30日まで、NHK総合及び在京キー局の東京地区地上波でオンエアされた番組がカウントされた。グループに属するタレントは、グループでの出演、個人での出演の合算。通販番組やナレーションでの出演、再放送は対象外とされている。

 あくまでも、「出演本数」であるため、月~金曜の帯番組のレギュラーを持っているタレントが圧倒的に有利となる。国分は『男子ごはん』(テレビ東京)、『たけしのニッポンのミカタ!』(同)のほか、『白熱ライブ ビビット』(TBS系)、『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系)と2本の帯番組を持っており、これがトップ獲得の大きな要因となった。

 とはいえ、『おさんぽジャパン』は5分のミニ番組。『ビビット』は視聴率低迷が続いており、視聴者的には、国分が「出演本数」トップといってもピンと来ない模様。『ビビット』の前身番組『いっぷく!』も視聴率が低迷し、昨年3月で終了したが、国分は芸能界で強い権力を持つジャニーズ事務所所属のため、降板は免れて留任。『ビビッド』も低視聴率が続いたところで、国分がその責任を取って降板することはないとみられている。とすると、国分の「出演本数」1位は、テレビ業界的に需要があるわけではなく、“ジャニーズ枠”に守られた記録といえるのかもしれない。

 2位には、331本で、『ノンストップ!』(フジテレビ系)MCのバナナマン・設楽統。『ビビット』より視聴率が高い『ノンストップ!』の司会を務めている設楽の方が、視聴者的には「よくテレビに出ている」との印象が強いだろう。

 また、同ランキング・トップ20は、ほとんどがお笑い芸人かバラエティタレントだが、そんな中、ランクインした羽鳥慎一(7位)、林修(12位)は特筆に値するだろう。


 女性タレントでは、今春より、『スッキリ!!』(日本テレビ)のサブMCとなったハリセンボン・近藤春菜が237本で首位。ただ、昨年の女性タレントのトップである小島瑠璃子(233本)と僅差で、小島の下半期の頑張りでは、年間ランキングでの逆転の可能性もありそうだ。女性7位には、『めざましテレビ』(フジテレビ系)などの岡副麻希(183本)、同10位には『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)などの新井恵理那(171本)の両フリーキャスターが食い込んでおり、大健闘といえそう。

 また、昨年上半期と比較して、出演した番組の増加本数を競う「2016上半期ブレイクタレント」ランキングでは、トレンディエンジェルの2人が141本増(194本出演)でトップだった。

 ランキング上位に顔を出している設楽、坂上忍、ハライチ・澤部佑らには、下半期の頑張りで、国分の3連覇を阻止することができるのか? それとも国分が逃げ切るのか? 注目していきたい。

☆「2016上半期タレント番組出演本数ランキング」トップ20一覧
1位:国分太一(TOKIO)=366本/2位:設楽統(バナナマン)=331本/3位:坂上忍=270本/4位:澤部佑(ハライチ)=254本/5位:加藤浩次=242本/6位:近藤春菜(ハリセンボン)=237本/7位:羽鳥慎一=234本/8位:小島瑠璃子=233本/9位:渡部建(アンジャッシュ)=225本/10位:上田晋也(くりぃむしちゅー)=221本/11位:大久保佳代子(オアシズ)=220本/12位:林修=219本/13位:矢作兼(おぎやはぎ)=217本/14位:有吉弘行=215本/15位:春日俊彰(オードリー)=213本/16位:日村勇紀(バナナマン)=212本/17位:千原ジュニア(千原兄弟)=210本/18位:博多大吉(博多華丸・大吉)=209本/19位:友近=208本/20位:高橋茂雄(サバンナ)=205本
(森田英雄)


最終更新:2016/07/17 08:00
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