若手女優の登竜門だったはずだけど

“忘れ去られた”朝ドラヒロイン、結婚報告に「誰だっけ?」――ブレークならずの厳しい現状

2016/06/07 16:15
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原田夏希公式プロフィールより

 2日、サッカーの日本代表DFでイタリアのインテル・ミラノに所属する長友佑都と、タレント・平愛梨が真剣交際を宣言したが、同日、結婚報告したにもかかわらず、まったく話題にならなかった女優がいた。それは、“忘れ去られた”朝ドラヒロインともいうべき女優・原田夏希(31)だ。

 所属事務所オスカー・プロモーションの発表によると、お相手は同い年の医師で、同日に入籍を済ませた。仕事は続ける意向だという。2年前に友人の紹介で知り合った2人は、今年1月より交際に発展。約5カ月でのスピード婚となった。

 長友&平のニュースの影に隠れて、原田の結婚報告が埋もれてしまった感はあるが、この報を聞いたネットユーザーからは「原田夏希って誰?」との声がもっぱら。

 原田は2001年、映画『ココニイルコト』で女優デビュー。大学入学を機に上京し、本格的に芸能活動をスタート。04年度後期のNHK連続テレビ小説『わかば』のオーディションに合格し、ヒロインに抜擢された。しかし、『わかば』の人気はイマイチで、全話平均視聴率は17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、朝ドラとしてはパッとせずじまい。

 その後も、08年にはNHK大河ドラマ『篤姫』への出演機会を得たが、再浮上はならず、端役も多かった。心機一転、14年7月に業界大手のオスカーに移籍。その成果もあって、単発でドラマに出る機会が増え、『最強のふたり~京都府警 特別捜査班~』(15年7月期/テレビ朝日系)、『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』(今年1月期/テレビ東京)にはレギュラー出演したが、インパクトは残せず。いまだ“過去の人”から抜け出すことはできていない。

 そんな原田だが、7月15日より、NHK BSプレミアムで放送開始となるBS時代劇『伝七捕物帳』(中村梅雀主演)に、料理屋の看板娘役で出演することが決まっている。武井咲、剛力彩芽らに次々主役の座をもたらすオスカーの力をもって、ここからの再ブレークとなるだろうか。


 結婚発表で話題づくりをしたいところだったのだろうが、今回はあいにく日が悪かったようだ。
(森田英雄)

最終更新:2016/06/07 16:15
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