サイゾーウーマンコラム「主人公病」の小保方晴子をも圧倒する、瀬戸内寂聴の「凄み」とは コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 「主人公病」の小保方晴子をも圧倒する、瀬戸内寂聴の「凄み」とは 2016/05/27 21:00 週刊ヒトコト斬り ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! 『婦人公論別冊 あなたの人生を照らす瀬戸内寂聴希望のことば77』(中央公論新社) ◎踊らされた白ワンピ 小保方晴子さん、久々にメディア登場! いやー。先週、ここで橋本志穂の「主人公病」について書いたけど。小保方さんのこの病の進行具合は、橋本志穂の比じゃないなこりゃ。 だが、肝心のインタビューの中身は、特に何か新しい情報があるでもなく。要するに、対談に招いた瀬戸内寂聴の『花芯』映画化の宣伝なのであった。金を掛けずに、全マスコミが大々的に報道。こんな裏技を思いつく、御年94歳の寂聴の只者ではないプロデュース能力だけが印象に残った形だ。小保方さん、完全にコマ扱い。あ、「小保方さん、デコは出さない方がいい」ということも印象に残った。出さない方がというより、出しちゃダメ。 ◎一応、演技派? ちょっとした変化でもすぐ「激太り」「劣化」と揶揄される今。それは移動中のすっぴんだの、下を向いて二重アゴが目立つ瞬間だの、ちょっとした隙を突かれたショットを、鬼の首取ったように指してのことが多かったのだが。 真木よう子のこれは……。一体どうしたのだ。魔法が解けたのか。 何だか一時期の飯島直子と同じ老け方太り方ともいえるな。ホストクラブで豪遊してると、みんなこうなっちゃうんだろうか。別に、痩せてキレイでいることだけが全てとは言わんが。真木よう子の場合はなぁ。自分から美貌を取ったら一体何が残るのか。よく考えて、再メンテナンスに励んでほしい。 話は変わるが、いや、変わるようで同じなんだが、真木よう子と、田丸麻紀、伊東美咲って、同じところで魔法をかけてもらってると思う。スタンプか。 ◎福山の新事実 先週「吹石一恵にだけ見えてたらどうしよう」と書いたが、失礼しました。ちゃんといましたね、犯人。逮捕でアミューズも一安心と。 しかし「ギターのコレクションが見たかった」というのは、相当なファンだなこりゃ。非ファンは福山雅治がギターのコレクターだなんて知らないもの。アミューズとしては、そこをもっと素直に吐いてもらいたいところだ。 「大好きな福山雅治さんのお家が、どうしてもどうしても見たかったんですッ」くらい大げさに。できれば「家に入って、私が福山さんの妻であるという妄想にふけっていた」くらいのオカズも盛り込んで。 「熱狂的な福山ファンはまだいる」の貴重な生き証人である犯人。と同時に、恐ろしいストーカーでもあるわけだ。痛し痒し。罪は憎んで、人は憎まず、と。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/22 16:21 関連記事 人気急降下が報じられる福山雅治、降って湧いた「ファン侵入」騒動の争点執念の謝罪を済ませたベッキーの、芸能界“復帰劇”の成功をはかる指標北川景子&DAIGOの披露宴が刺激してしまった、アノ人の「やる気」キレイな文字で「週刊文春」に手紙を書いたベッキー、透けて見える妄信傍若無人・ホリエモンVS年寄りの道徳・尾木ママの対立に重なる、あの騒動 次の記事 SMAP・稲垣、中居の「新事実」に衝撃 >