"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第300回】

ジャニーズ御用達マスコミ「女性セブン」が、工藤静香と飯島氏の“因縁”を報じる意味

2016/01/26 21:00

「静香さんは、かつてIさん(※飯島氏)が担当していたジャニーズの別のアイドルとの噂も2〜3度あった。ある意味、Iさんにとって静香さんは“因縁の相手”だったんです」

 確かにキムタクと結婚する前の静香が、数多くのジャニーズタレントと親しかったことは一部関係者の間では有名な話だ。中には “食べて”しまったタレントがいたことも。少年隊の植草克秀や、光GENJIの諸星和巳なども静香の相手として名前が取り沙汰されたが、しかし、それを「セブン」が堂々と書いてしまうとは!

 「セブン」にしても、これまではSMAPマネジャーの飯島氏とは個人的パイプもあったはずだから、心情的に飯島氏に同情し、筆が走ってしまったのか(笑)。

 また、解散危機にあった中居にダウンタウンの松本人志が「木村に頭を下げろ」とアドバイスしたと書き、松本に猛抗議され謝罪するなんていうトホホ騒動まで起こしてしまった今週の「セブン」。ほかの芸能関連記事はまったくなく13頁をSMAPにつぎ込んだ総力戦の「セブン」だが、今回の騒動ではいろいろ苦労が多いようで。

 2位の「自身」も「セブン」同様、ジャニーズ大好きメディアだが、先週に引き続き、御用ぶりを遺憾なく発揮している。しかもジャニーズ事務所の都合の悪いであろう報道をいちいち“潰す”と言う方法で。


 先日、ジャニーズタレントたちが終結した会食についても、一部メディアが報じた「謝罪」食事会などではなく、温かく「激励」する会だったと強調し、発案者である近藤真彦を絶讃する。「SMAPをジャニーズで孤立させてはいけない」などとマッチの心情を勝手に都合よく解釈し、「SMAPメンバーも恐縮しきり」だった、とその様子を見たかのように伝えたのだ。

 しかも食事会で嵐やTOKIOに声をかけられたSMAPメンバーは涙ぐんだとの場面も紹介されるが、それが本当だとしても、悔し涙だという想像すらできないのか。

 また騒動の数年以上前から、口も利かない仲だと報じられているキムタクと中居にしても、それが「適度な距離」で、2人のプロ意識でもあるなど意味不明な好意的解釈で表現する。

『メディアコントロール―日本の戦争報道』