コラム
今井舞の「週刊ヒトコト斬り」
SMAP公開生謝罪の姿に見据えた、虚無の先に生き残るメンバーのこれから
2016/01/22 21:10
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎アイドルのプロともとれる
4人のスーツの下に、爆弾巻きつけられてたとしか思えなかった生謝罪。途中何回か、ちょっとキムタクの手元がボタン押しかけたように見えたが。
あんなにほかのメンツが苦悶の表情を浮かべる中、普段と何ひとつ変わらない稲垣吾郎ってすごいな。何のサインも発してない。虚無がすごい。4人の中で一番飄々と長く生き残るの、意外と彼なんじゃないだろうか。野村義男的に。
◎開花した才能
ベッキー&ゲス、後追いLINE報道。流行語大賞は「卒論」と「空中分解」の一騎打ちで決まりかと思われたが、「センテンス スプリング」が割って入るとは。表彰式は「週刊文春」(文藝春秋)編集長が出席するのかな。
CMが次々打ち切りとなり、追い詰められるベッキーであるが。「二代目ルー大柴」襲名に活路を見いだすというのはありかもしれない。藪からスティック!
◎理由はゲームで夜更かし
寝坊で遅刻し、お詫びとして、約100人いるスタッフ全員に高級弁当を差し入れすると明かした博多大吉。実質「3、4カ月ノーギャラ」になるという。4カ月として見積もると、週1レギュラーで16回出演。キー局で「高級」扱いされる弁当が大体5000円ということで割り出すと……。ノンストップの大吉の手取り、1回約3万円か。何だか生々しい。薄利多売でこれからも頑張れ!
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。
最終更新:2019/05/22 16:25