サイゾーウーマン世論調査

「マッチは事務所の力」「今井美樹って知らない」疑問だらけの『紅白』復活出場組ランキング

2015/12/28 18:00

 先頃発表された、『第66回NHK紅白歌合戦』出場歌手。今年は復活組と呼ばれるアーティストが多く選ばれたため、予想外の落選者が多数生まれる結果に。『紅白』直前の今回は、「なぜ今さら復活? 疑問が残る復活出場組」を調査した(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:男女年齢不問/調査期間:2015年12月10日~24日/有効回答数:100)。

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「ジャニーズ枠というより徹子枠」のうわさも

 41票を獲得し、堂々の第1位になったのは“マッチ”こと近藤真彦。1980年の「スニーカーぶる〜す」でデビューし、「ギンギラギンにさりげなく」や「ハイティーン・ブギ」など多数のヒット曲を持ち、『紅白』出場は19年ぶりとなる。2015年はデビュー35周年イヤーで、記念シングル&アルバムを発売したり、バラエティにも多く出演するなど、精力的に活動していたが……。

「近藤真彦が今年活躍しているイメージもなく、最近の新曲は何ひとつ知らないから」(20代/女性/学生/未婚)
「最近の活躍歴や、ヒット曲などを存じておらず、テレビなどで見かけることがほとんどないため」(30代/男性/公務員/既婚)
「今となっては過去の人。事務所の力だけで出た感じ。一部のファンはうれしいかもしれないが、国民的というレベルで懐かしまれる人ではない」(20代/男性/パート・アルバイト/未婚)

 など、予想通り、マッチ世代ではない20代・30代の若い世代から厳しい意見が聞かれた。しかし、“アンチマッチ勢”は40代にも多いようで「歌手として活躍したかがそもそも疑問だし、最近ヒット曲もないから」(40代/女性/パート・アルバイト/未婚)、「ジャニーズの力だけで本人は何もしていない。歌も売れていない」(40代/男性/会社員/既婚)、「もともと歌もうまくないですし、最近まったくヒット曲もないので疑問が残ります」(40代/男性/会社員/既婚)と総スカンだった。

 第2位は、今井美樹が24票を集めてランクイン。今井も15年はデビュー30周年という節目の年。現在はイギリスに移住しているのだが、今年は近藤と同じく、歌手生活の集大成ともいえるアルバム『Colour』やオールタイム・ベストアルバムを発売し、化粧品のCMにも9年ぶりに出演し話題となった。『紅白』出場も同じく9年ぶりとなるのだが、


「選ばれた理由が一番わからない。話題性に欠けているという印象があるから」(30代/女性/契約・派遣社員/未婚)
「今井美樹とか90年代の人を今さら見てもどうしようもないと感じたから」(30代/女性/契約・派遣社員/未婚)
「紅白はその年に活躍したミュージシャンが出演する印象があったので、この方は最近目立った活躍もなく、今になってなぜ? と感じたから」(20代/男性/学生/未婚)

という声と、「若者からしたら誰かわからないし、盛り上がらない。何をやってるのかすらわからない。というかCDが売れたのか疑問」(20代/女性/学生/未婚)と、そもそも今井自身を「知らない」といった声も聞かれた。

 第3位は、今井と3票差の21票で小林幸子がランクイン。1979年の第30回に初出場を果たしてから連続出場を重ね、美川憲一とのド派手衣装対決は『紅白』の名物にもなった。しかし、11年の第62回で連続33回の出場記録がストップ。一時は干されたとのうわさもあったが、現在はネットを中心に活躍し、オタク層の支持を取り込んでいる。そんな小林に、「出演しなくなったと思ったら、ネットの方で活躍しているから。今更かなと思った」(20代/女性/学生/未婚)「小林幸子はネット界隈で成果を出したんだから、リターンしなくてもいいと思う」(20代/男性/学生/未婚)「『ネット上で話題になっているから』というだけの理由ではないかと疑念を持ってしまうので」(30代/男性/自営業/未婚)と、新たな居場所を見つけた小林が『紅白』に戻る必要性を疑問視する声が多い。

 最後は、18年ぶりの出場となるX JAPANが14票を集めた。1997年に解散したX JAPANだったが、07年に再結成。16年の3月からは世界ツアーも開始する予定だが、「hideとtaijiがステージ上にいたときが全盛期だと思っています。そもそも、XJAPANと呼んでいる時点で私の中ではご法度」(20代/男性/会社員/既婚)、「もうすでにオリジナルメンバーではないので、なぜオファーしたのか、またなぜそれを受けたのか、まったくもって理解に苦しみます」(40代/男性/専業主夫/既婚)など、逆に過去のファンからの辛らつな意見が聞かれた。

 『紅白』の出場者選定で毎年物議を醸すキーワードが、「今年活躍した歌手じゃない」ということ。その背景には、“今年活躍した歌手”だけでは、出場歌手が揃わないという事情もありそうだ。今年は嵐が、現在大ヒット公開中の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』とのスペシャルステージを披露するというが、昨年の『アナと雪の女王』、一昨年の『あまちゃん』(NHK)との連動企画に比べ「盛り上がりに欠けそう」といった声もある。果たして、今年の『紅白』の行方はーー?


【その他の回答】
近藤真彦
・35周年かもしれないけれどもヒット曲はない。ジャニーズにすり寄っただけ(50代/女性/専業主婦/既婚)
・周りに近藤真彦のファンだという人もいないし、最近曲がヒットしているわけでもないのに、誰にニーズがあって『紅白』に復活するのかまったくわからない。国民が望んでる復活ではないと思う(30代/女性/専業主婦/既婚)
・黒柳徹子とセットだから出ることができたとしか思えないです。見たいと思いません(30代/女性/無職/未婚)

今井美樹
・テレビにもほとんど出ていないし、たしか日本に住んでいないから(20代/女性/学生/未婚)
・「プライド」しか知らないし、原発が心配で日本から出て行ったクセに。今さらいらない。オワコン!(30代/女性/公務員/未婚)

小林幸子
・急激に増加する高齢者に非常に人気のある歌手・小林幸子は無視できない存在だから、ヒット曲が出ようと出まいと、今回、これら高齢者ファンの声を聞いたNHKが、視聴率を睨みつつ小林幸子を『紅白歌合戦』に復活させたのだと思う(60代/男性/契約・派遣社員/既婚)

X JAPAN
・昔はビジュアル系の先駆者的な存在でしたが、歳を取ればただのおっさんです。イメージを払拭する曲作りをして欲しいものです(30代/男性/会社員/未婚)

【アンケート概要】
■調査地域:全国 ■調査対象:【性別】男性・女性 【職業】その他専門職 パートアルバイト 会社員 学生 契約・派遣社員 公務員 自営業(個人事業主)自由業・フリーランス 専業主婦・主夫 無職 ■調査期間:2015年12月10日~24日 ■有効回答数:100

【企画協力】
Re;Light

最終更新:2015/12/28 18:00
『大人の流儀』
ライトセーバーを振り回しながら歌うシュールな嵐に期待大!!