批判、共感、羨望――川島なお美に女性が向けた思いと、“女優”であり続けた彼女の生き方
「私たちにはつらそうなそぶりも見せませんでした。私たちの知っている“元気ななお美さん!”という感じで。正直、私はそんなに体調が悪くなっているなんてわからなかったんです」
近くで接していた仕事関係者がこういうのだから、世間はもっとそうだ。しかしなお美は日々激痛と闘っていたという。
「川島さんが、激痛や闘病の涙を人には見せまいとしたのは、“女優として人生を全うしたい。最期の瞬間まで舞台に立っていたい”という願いがあったからだという」(「女性自身」より)
「激やせした姿で堂々と公の場に現れ、ブログに病床の写真を公開する。どこまでの女優魂なのか――」(「女性セブン」より)
2013年夏の時点で余命1年だと宣告されたなお美だったが、しかし前向きだった。それは女優としてだけではない。
「亡くなったシナモン(なお美の有名な愛犬)の“甥”に子供たちが生まれたのですが、川島さんが『うちのコにどうかしら』と検討していたというのです」(「女性自身」より)
また夫・鎧塚俊彦へのサプライズ誕生パーティも予定していたことも明らかになっている。
追悼のヨイショ記事を超え、胸に迫るものがある。それが川島なお美の生き方だった。ご冥福を祈りたい。
そして最後にひとつ気になったこと。それが芸能人は亡くなると呼び捨ての敬称略から“さん”付けされることだ。今週の女性週刊誌の中では唯一「セブン」だけが逝去前に書かれた記事で「川島なお美」と呼び捨て。他2誌は“さん”付けしているが、以前の記事は呼び捨てだ。
芸能人は亡くなると“さん“が付く。なんとなくわかっていたけど、あらためて新鮮な発見だった。
今年の『NHK紅白歌合戦』司会は嵐ではない!
そんな情報が芸能マスコミを駆け巡っている。「そもそもNHKとジャニーズ事務所の間では司会は5年だけ」であり「後任はSMAPに内定」などという説まで報じられているが、ジャニーズキラー「週女」が放ったのは今年の司会候補が、『紅白』を卒業した「北島三郎」だ。