サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー全面に渡るエロ推しで発情中の「ar」 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「ar」7月号 「バージンピンクな粘膜」「チュルピカ」「Oh! Yes Yes Yes」、「ar」7月号は絶賛発情中! 2015/07/08 20:30 女性誌速攻レビューar ■星占いでセフレへの道を極める 「夏のモテを具体的に狙う! おフェロな恋占い」は、「ラブ運をさらにアップさせるため」の星占い大型企画となっています。しかしフタを開けてみれば、占いというより男にとって都合のいいセフレ養成講座。引用してみますと……。 ◆牡牛座 「手料理や優しい言葉で癒してあげれば、即ディープなラブに発展」「おうちゴハンデートでメンズを陥落」「脱がせやすいファッションを意識」「ベッドリネンを一新」とのこと。すなわち、自宅で手っ取り早くメシ→セックスで時間もカネもホテルへ誘う手間も節約。男にとって実に好都合の女のできあがり! ◆双子座 「交友関係は広く浅くを徹底すべし」「SNSつながりのイベントで新恋ゲット」とのこと。これは、SNSを活用してセフレを積極的に探せということでしょうか。広く浅く……いろいろ病気には気をつけたいものです。 ◆乙女座 「友達には言えない秘密のラブに陥ってしまいそう」「柔々した雰囲気が征服欲(脱がせたい欲)を駆り立ててしまう」「あやういヒモパンティが◎」とのこと。M女を育てたい不倫男の餌食になりそうです。 ◆山羊座 「ディープな快楽に目覚める暗示あり」「セックス運が上昇中!! ボディのお手入れがマスト(略)『今までのセックスはなんだったの?』という衝撃を受ける可能性も高そうです」「清楚ファッション×Tバックが夏の鉄板 Tバックはやっぱりボディの感度がすごく鋭敏になる」って……こ、これはもしかしてア●ルを開発されるということでしょうか。どうやったらそんな星回りが占えるの? 冷静に考えてこの星占い、おかしくない!? ■話し言葉は「おフェロフレーズ」と「雌語辞典」を参考に 魅力的なしゃべり方を伝授する「色気を醸す声と話術」という企画。その中の「おフェロに言い換えまSHOW」というコーナーは、何気ない一言を相手を気遣う言い方に換えるフレーズ集です。例えば、女同士編では「その服可愛い~」は「そのカッコ、おフェロ決定」に言い換えるべきだそうですが……言う方も言われる方もかなり恥ずかしい! そんなアホな言い換えと並んで、「いいかげんにしてよ!」→「そろそろやめよう、そういうの」、「そういうのマジやめて」→「そういうこと言われると悲しい」など拒絶の言い換えが6本中2本も含まれていました。女子のコミュニケーションの複雑さを垣間みた思いです。 Love編では、「あなたが好き」→「だ~いすき!(ゴキゲンに)」、「会いたい」→「会いたいデス(素直かつ丁寧に)」とどう言い換えているのかよくわからないフレーズのほか、「飲みに行こうよ」→「一緒に酔っぱらおうよ」、「終電なくなっちゃった」→「楽しくって時計見るの忘れちゃった(照)」、「ドライブに行こう」→「助手席、座りたい(はぁと)」という回りくどい言い換えが紹介されています。「一緒に酔っぱらおうよ」って酒グセ悪そうな印象を受けるのですが大丈夫でしょうか。ビジネス編では、「わかりました」→「承知しました。お任せください」、「すみません」→「申し訳ありません」と新人研修のようなフレーズが並んだあとに出た言い換えが、「お疲れ様です」→「ステキな夜を(はぁと)」。完全に夜のおねえさんです。“魅力的”というより常識を疑われそう。 さらに、「ar」用語を解説する「声に出して読みたい 雌語辞典」コーナーにげんなり。「チュルピカ」「Oh! Yes Yes Yes」「お生なピンク」って、アメリカのポルノを見た感想に使う言葉でしょ。それを「え? そんなつもりなかったのにぃ~、やだぁ」というカマトトぶりながら狙って使っている感じ。今月号は全編にわたり、セックス覚えたての女子高生や女子大生が過激下ネタトークしているみたいです。読者はくれぐれも「ar」の内容を本気にせず、脳内プレイで収めて! (亀井百合子) 前のページ12 最終更新:2015/11/26 23:57 Amazon ar(アール) 2015年 07 月号 [雑誌] 性の解放=不特定ヤリマン、という80年代フェミみたいな「ar」 関連記事 「背中の産毛はトラウマ」という男に「彼をとろとろにするのが愛」と尽くす女、「ar」の歪んだBODY特集オシャレな表紙とハイテンション造語でごまかされてる、「ar」の“今じゃない”ジェンダー観ド根性美容、尽くすダッチワイフ論、自己満足のバレンタイン……「ar」のモテ思考がツライ雑誌より読者の方がモテている? 虚しくこだまする「ar」の「Sexy Lady」という女性観酔っ払いメイクを推す「ar」の“かわいいのひとりよがり”感 次の記事 浅田舞「妹よりキレイ」発言 >