サイゾーウーマンコラムプウ美ねえさんのエプロンメモ男からの一言に傷つかない切り返し方 コラム 【連載】プウ美ねえさんのエプロンメモ 「デカいパンツはいてそう」男からの何気ない一言に傷つかないための“切り返し方”とは? 2015/06/07 21:00 プウ美ねえさんのエプロンメモ (C)熊田プウ助 家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。 【今月のお悩み】 「パンツ選びを躊躇してしまいます」 こんにちは! いつも楽しく拝見してます! 先日、私の働いている店に来たやんちゃな男性客に、「まりりんちゃんて若いけどデカいパンツはいてそうだよね」と言われ、 地味に傷付きました。一体どういう意味だったんでしょうか。確かに小さいパンツ は好かないので、ユニクロで買ったシンプルなパンツをはいていま すが、特にデカいというわけではありません。ヤンキー上がりの人に暗に「ダサい」と言われたのであればかなりショックですが、気になって仕方がなくパンツ選びも躊躇してしまいます。ご回答よろしくお願いいたします。(まりりん、30歳) 【プウ美ねえさんからの回答】 いろんな人がいて、いろんなことを言います。「ヤンキー上がりはセンスが悪い」と暗に決めつけているまりりんさんだって、誰かを傷付けているかもしれません。“人はどうでもいいことや、とんでもないことを言う生き物だ”と初めからわきまえて、傷付きを最小限にしましょう。 具体的な対応例としては、相手を完全否定せず、かつ自分もあとで悩まないでいいように、簡潔に話題を終わらせるのがよいのです。本当にためになったこと、うれしかったことだけを覚えて、つまらない意見に対しては、何度繰り返されても「えーそうですかぁ」と生返事で対応すればよろしい。「会話終わりに、気持ちよくなった者勝ち」できる態度を考えてみました。これでしっかり気持ちを保持して、パンツは自信を持って好きな物をはきましょう。 1.好意からちょっかいを出してると考えれば、相手を許せるものです。 →「うふふ、デカいのが好きなんですか?」 →「いつも女の子のパンツ想像してるんですね」等 2.ダメだしをしてくる人は、支配したがっています。自尊心をくすぐると同時に、責任を負わせましょう。 →「じゃあ、どんなパンツ、私にはかせたいですか?」 →「可愛いのプレゼントして(はぁと)」等 3.面倒くさいなら、いなしてよいのです。彼は客で、あなたのプライベートに踏み込む権利はありません。 →「お前は何はいてるんだ」 →「正解ッス」(実際にまくって見せる)等 どの用例も、仕事上の演技であることを忘れませんように。おねえさんの学生時代、夏休み明けにパーマをかけてきたクラスメートの女子がおりました。「髪形変えたんだ」と声をかけると「うん、ありがとう~!」と嬉しそうに返答されたことが忘れられません。おねえさんは発見を口にしただけで、褒めることも含めて、まだ感想をのべていないのに、です(態度1本気バージョン)。その後観察すると、彼女は、言われたことをすべて好意に変換する強力な脳内フィルターを持っていることがわかりました。つねに瞳が輝き、決してすねたり落ち込んだりせず、誰にでも明るく接するようすが怖くて、だんだん距離をおいてしまいました。なんにでもネガティヴに反応する人もうっとうしいですが、幸せすぎるひともまた、近よりがたいものです。 【今月のエプロンメモ】 誰になにを言われても心がざわめかなければ、幸せなことでしょう。ですが、心配しなくても年をとれば、感受性は摩耗していくものです。若く、愛されるとしごろの人であれば、何かを言われて少々傷付いたり、悩んだりした顔をみせたほうが、周囲も安心して接することができるかもしれません。 熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ) 1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)など、著書多数。最新刊は、作画を担当した『世界一周ホモのたび 祭』(同)。 <お悩み大募集> サイゾーウーマン読者の皆さんから、プウ美ねえさんに相談したいお悩みを募集しています。下記フォームよりご応募ください。 最終更新:2015/06/07 21:00 Amazon 『トーキョーホモルン定食』 「デカパンだよ! ガハハ~!」と言いたい 関連記事 「子育て中で献立を考える余裕がない」うるさい家族も黙らせる、上質な“料理の手抜き”術「つまらない日々にイライラ爆発」そんなアナタに伝えたい、“ヌードで自己肯定”のススメ「生活には困らないけど、友達がほしい」主婦のお悩みがはらむ、“批評されること”への恐怖「バツ1、夫と別居中、彼氏アリ」節操なしの母に説く、小5の娘に呆れられない“愛の教え”「婚約者が正社員ではなく派遣だった」男のウソに絶望した女への「to be」という特効薬 次の記事 亀梨和也、蜷川幸雄に“イラッ”! >