「AneCan」がマスコミ男に牙を向く! 「オシャレな男は居心地悪い」に潜むすごい本音
「AneCan」(小学館)6月号、先月号の予告から楽しみにしていた80人の「今、買うなら『この3つ』」特集。話題の方や意外な方からファッション、美容、料理まで金を出しても買う価値のある物を紹介してもらう企画なんですが、「意外な方」というより知らない方が半分弱で残念でしたよ……。「DJみそしるとMCごはん」さんって誰ですか。プロフィール写真で被っている、帽子に乗った鮭定食的なものが気になります。そんなほぼほぼ初めましてな方が並ぶページですが、読み応えはばっちり。IKKOさんが美容ではなく料理部門に登場していたり、異例人事も新鮮です。「AneCan」にしては、だいぶ攻め込んだ人選&企画だったと思いますし、ポーチやブックインブックの付録よりずっとよかった!
<トピックス>
◎80人に聞きました!今、買うなら「この3つ」
◎私たちが「男の子に着てほしい服」はこれだ!
◎恋をお休み。「恋休中」の過ごしかた
■目立つ奴は男も女も容赦しねえ!
今月号は、なんとアネサーによるメンズファッションチェック「私たちが『男の子に着てほしい服』はこれだ!」という特集があります。思えば、アネサーも「AneCan」も散々男たちの「こんな服が好き!」トークに踊らされて一喜一憂してきた身分。しかし、黙って聞いてりゃいい気になりやがってよ! こっちだって言いたいことはあるんだぜ! ってことで、反旗を翻した企画でしょうか。
まずは、見開きページに並ぶ10人の男性を、吹き出しコメントでぶった斬っていきます。例えば、ちょっとシワがよったワイシャツ姿の男性には「シワシワ、よれよれスーツの同僚とは仕事したくない」「靴の手入れをしていない人って仕事できなそう」。清潔感や身だしなみを問いつつも、仕事についてもチクッと言及……。なかなかの辛口ですわ。ライトグレーのカジュアルスーツをハットと蝶ネクタイで着こなしている男性には、「業界人っぽいギラついたスーツって苦手」「蝶ネクタイの“目立ちたがり屋感”はハンパない!」と、一刀両断。確かに、蝶ネクタイは目立ちたがり屋さんかもしれませんね。軽部さんしか思いつかないですけどね。でも、自分たちアネサーだって、「あの子より目立っちゃおっ☆」といつも連呼してるじゃない! 目立ってる人への目の光らせ具合、ハンパないわ!!
座談会でもピーコさんのごとくアネサーはぶんぶん飛ばしていきます。「スーツでも私服でもそうだけど、業界人っぽい人も引く。マスコミ関係とかファッション業界の人って、確かにおしゃれだけど一緒にいて居心地悪いんだよね。あえてイエローのパンツ選んじゃう人みたいな。普通にブルーとか選んでくれればいいのに、その色いく?…て」と、またもやズバッと業界人批判。なんでしょう、業界人に個人的な恨みでもあるのですかね……。イエローのパンツくらいはかせてあげてよ、似合ってるじゃん!
で、アネサーの「男の子に着てほしい服」の結論はと申しますと、「彼だと一緒にならんだときの見え方を考えちゃう。これからの季節は、自分が明るい色の服を選びがちだから、彼にはベーシックカラーでバランスをとってほしいっていうのがホンネ」。ですって、男性諸君! ママブログや街中で、子どもとママのリンクコーデをよく見かけますが、アネサーが男性に求めることは、リンクコーデというよりも、引き立てコーデなんですね。自分の横で目立ちすぎず、というより、むしろ自分を引き立ててくれるようなベーシックカラーを着た、でもよく見たら周囲に羨ましがられる“こなれファッション”の爽やかでいい男。こう書くと、いい女をはべらすのが好きな業界人のような香りがしてきます。そりゃ業界人とぶつかるわけだわ!