[TVツッコミ道場]

『徹子の部屋』でマッチ&徹子を持ち上げるヒガシに覚えた、“中間管理職”の接待感

2015/05/28 20:15

 毎度のことだが、徹子とマッチは相変わらず仲良しだ。

「ヒガシの年、ご存じですか?」(マッチ)
「引き算ができないと思ってるんでしょ」(徹子)

 なんてやり取りや、母の日にヒガシからもらったプレゼントに感激したという話を徹子がすると、

「僕が何もあげてないみたいな」(マッチ)
「アタシがあげたわりにはもらってないかもね」(徹子)

なんて話したりする。なんだ、この距離の近さ。仲良し親子か、あるいは夫婦みたいな距離感だ。いつも自由なところが、徹子の一番の魅力ではあるが、そんな自由な言動にダメ出しできるのも、マッチだけなのかもしれない。舞台を一緒に見に行ったときのことを話しては、「居眠りしてんですよ」とチクりまくり、ダメ出しまくり。


 それで面白いのは、やんちゃキャラ、少年っぽさは基本的に変わっていないはずなのに、徹子に対しては、マッチの方が圧倒的に常識人、大人の立ち位置になっていること。そんなやり取りを見ながら、やはり「関係性が素晴らしいですね」と、相槌を打つヒガシの、「粗相のない」気づかい感、有能中間管理職の接待光景感。これはこれで素敵な大人だ。

 そして、最後、

「オレの話ばかりになっちゃってごめんな」

と“弟”を気づかう姿も、やはり優しい長男の姿だ。次は10年後、60歳のマッチさんと58歳のヒガシとして、ツーショットで出演予定。ということは、徹子も90歳。楽しみだ。
(太田サトル)

最終更新:2015/05/28 20:16
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徹子をメリーさんに置き換えも可。