サイゾーウーマンコラム米倉涼子に求められる“使命” コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 「離婚騒動で雲隠れ」の現状でわかった、米倉涼子の本当の“使命” 2015/05/15 21:00 週刊ヒトコト斬り おヨネはいつだってマウントレーニア片手にドヤっててほしいの ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎日本人からのお願い 米倉涼子、CM出演中の宝くじの発売イベントに欠席。いや、今までこのイベントに彼女が出てたのかどうかもわからんが。今このタイミングで「出ない」は目立つな。先日の橋田賞の授賞式も欠席し、西田敏行の「(米倉は)今人生の修羅場を迎えており、ここには来ておりませんが」スピーチでさらにすんごい悪目立ち。 別に悪いことしたワケじゃないんだから、「失敗しちゃいましたね。でもいい経験でした」って堂々と出てくればいいだけの話なのであるが。「堂々としてない米倉涼子」というものに免疫がない我々は、実質逃げ回っている状態の今の彼女に、ものすごい居心地の悪さを感じている。本人以上に。これは、米倉涼子にはずっと輝いていてほしい! なんていう「好意」由来のものではなく、「予定調和を好む」という、日本人独特の気質に由来する感情であると思う。 梅に鶯。松に鶴。米倉涼子に居丈高。風物詩みたいなモンなんだから、そこんとこちゃんとキープしてくれ。 ◎複雑なアンタッチャブル案件 声優のアイコ、裁判で「一連の犯行は別人格のしわざ」と主張。うーん。逮捕当初からちゃんと(ちゃんとて)主張してるのならまだしも、こう突然出されては、「いいの見っけた!」感しかない。本当にこの「病気」と戦っている人は大変とは思うが、こーゆーのがあるからイマイチ「別人格モノ」って、胸先三寸過ぎて信用できないっつーか、話に入り込めないっつーか……。 これから別人格のネタで佳境に入ろうという、『Dr.倫太郎』(日本テレビ系)にとっては災難な話だ。「2015年にもなって『別人格』て」というベクトルもカブるしな。それより何より、アイコのおなかの赤ちゃんってどうなったのか。どこも報道してないのがものすごくコワいのだが。 ◎第二の桐谷さんなるか 台風上陸も相まって、各局取り上げている名古屋のゴミ屋敷の主。50代のこざっぱりしたオッサンで、このテの主にしては会話も成立。ゴミに締め出され、外で傘を差しながら「俺だって中に入りたいよ」とつぶやく姿などは、「ゴミ屋敷」というものが内包する「迷惑」「危険」「社会悪」などという要素を軽く凌駕する面白さ。いいネタ見っけで各局ベタ張り状態で、「今日少し片づけたよ」と、ゴミ袋数個を後ろに放り投げただけの状況が「LIVE~生中継~」つって毎日流されている。「30年前に仕事辞めてさ。親の遺産で食いつないでんのよ」なんて身の上話も、世相も相まって興味深いし、何より本人の精悍な顔つきと、ゴミとのコントラストに画力がある。この主が段々と家を片づけていく様が見たい。 以前ならこのテの流れに最適なのは『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)だったが。このオッサンはマツコ・デラックスに捌いてほしいな。片づけながらの会話が濃くなりそう。 本当に、マツコマツコの世の中である。マツコ出演番組は、マツコが了承する方向へ内容が動くので、一定のクオリティがキープされているから心安らかに見られる。冠番組ならなおさらだ。 有吉ももう少し仕事選べばいいのに。いや、選ばなくてもいいから、口出せばいいのに。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に(情報センター出版局)、1月16日に新刊(新潮社)発売。 最終更新:2019/05/22 16:28 関連記事 離婚した中山美穂と辻仁成が置いていった、正解のわからない“最後の問題”市原隼人に教えたい「顧客拡大へのモノマネ芸人の有用性」『オールスター感謝祭』の猫ひろしに見たホンモノ感プロモーション活動で必死なSMAPが、ありがたさより憐憫を喚起するワケこちらの想像をかき立てる、吉永小百合の思わぬCM 次の記事 堀北真希、舞台チケット売れ残りの悲劇 >