カルチャー
かなまら祭、男性器モニュメント展示自粛の背景にある厳しい視線
2015/04/08 20:00
巨大な男性器型のお神輿が登場することで有名な「かなまら祭」が4月5日に神奈川県川崎市の金山神社で行われた。このお祭りは、江戸時代に飯盛女(いわゆる私娼)が性病除けや商売繁盛の願掛けを行ったことに由来し、現在は商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合のご利益があると言われている。
外国人観光客から奇祭として大人気で、それをきっかけに国内でも注目を集めるようになったかなまら祭。お神輿を担ぐ際の掛け声は「わっしょい」ではなく「でっかいマ~ラ~!」。お神輿は、黒光りする鉄でできた男性器型の「かなまら舟神輿」、木で出来た男性器型の「かなまら大神輿」そして最も派手なピンク色の巨大な男性器型で、女装クラブの「エリザベス会館」から寄贈された「エリザベス神輿」の三種類がある。
露店で売られているグッズも、男性器を模した飴やボールペンであったり、鼻が男性器になっているメガネ、男性器の生えているチョンマゲカツラ、男性器がプリントされたTシャツなどなど、強烈なものが多い。
このかなまら祭、人気を博していた記念撮影用の男性器モニュメントを来年は設置しないことが決まった。
最終更新:2015/04/08 20:00