噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第262回】

KAT-TUN・田口淳之介の“マスオさん同棲”報道が暗示する、「ジャニーズもう1つの掟」

2015/04/08 18:30
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「女性自身」4月21日号

 日本維新の会(すでに除名)の上西小百合の仮病欠席疑惑が、いまだメディアをにぎわせている。昨年以来、ワイドショーが好んで取り上げる政治家の不祥事報道は本当に小物ばかりで内容も下世話なものばかり。号泣県議、路チュー未亡人にパワハラ・セクハラ町長、そして今回は浪速のエリカさま――。そんな彼らを嬉々として追いかけ回すメディア。一方、自民党の大物代議士たちにも次々と政治資金問題が浮上しているのに、こちらはスルー。古賀茂明ではないがメディア、特にテレビの政治報道は暗黒時代に突入した。

第262回(4/7発売号より)
1位「米倉涼子 『“子作り”よりカネ!』新婚夫選んだ別居生活 IN大阪」(「女性自身」4月21日号)
2位 「KAT‐TUN田口淳之介 花見デートも恋人の母“同伴”交際8年決意の『マスオさん同棲!』」(「女性自身」4月21日号)
3位「ヒロミ 妻伊代に夫の“再生”秘訣を直撃するも…」(「週刊女性」4月21日号)
※「女性セブン」は合併号のため休み

 
 夫の連続深夜帰宅に、不仲説。そしてまさかの別居報道――。新婚ラブラブなはずの米倉涼子に怒濤のごとく離婚の危機が報じられ始めた。一方、米倉の事務所側は離婚危機を完全否定。一体、何が起きているのか。

 それを考える上で、「自身」の記事は大変参考になる。「自身」は今年2月に、夫A氏が連日、家に直帰せず深夜まで飲み歩き、夫婦はすれ違い生活をしていると報じた。そして今回も“別居”の真相をこう記している。

「じつは、Aさんは独立前に在籍していたリクルートから大きな仕事を引き受けることに成功し、大阪に住まいを移してその仕事に没頭しているんです」

 そう、別居というより単身赴任。そのため東京に残った米倉は、夫婦の新居でなく結婚前に住んでいた家に戻ったというのだ。しかもこの単身赴任は5月までの予定で、「自身」の取材によれば、2人は感情のぶつかりはあっても現在のところ離婚はないという。まあ、妥当な線だろう。しかし、記事にはいくつか気になる点が存在する。


 タイトルにあるように、子作りを望む米倉に対し、夫は仕事に夢中というわけだが、「カネ!」という表現は少々悪意のあるものだ。それだけでなく、夫との時間を大事にし、仕事をセーブして献身的に尽くし、夫を立てる米倉を盛んにアピールするなど、米倉を最大限美化する。しかしA氏に対しては「格差婚」と格下感を醸し出し、A氏が結婚前に米倉との交際をマスコミにリークしたなどネガティブな情報をさりげなく挿入する。

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