サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」杉良太郎、「売名でも」3.11支援を語る コラム 噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第258回】 「1億3千万人全員で売名を」杉良太郎、4年目の3.11東日本大震災に響く言葉 2015/03/10 21:00 女性週刊誌ぶった斬り!高橋ジョージ仁科亜希子 素敵だ。家を家族を仕事を失い、しかし時間がたつにつれ「いつまで補助金で遊んで暮らしているんだ」などという、心ない批判を浴びせる輩が少なくない中、あらためて杉さまの言葉は響く。 震災、そして原発事故は終わっていない。およそ23万人もの被災者がいまだに避難生活を強いられている。時の経過とともに国や行政の支援や東電の補償もどうなるかわからない。実際、今年3月になって竹下亘復興相が復興予算の全額国費負担の見直しを示唆した。これは被災地の“自己責任”を強いるもので、それは個人個人の被災者への“自己責任論”、そして切り捨てにまで発展する危険性のあるものだ。そんな中での杉さまの“お言葉”。 「寄付するものはお金でも時間でもいい」 みんなで是非とも“売名行為”をしたい。 三船美佳と高橋ジョージの離婚裁判が始まり、女性週刊誌は3誌ともこれを報じているが、珍しいことにその論調は仲良く一緒だ。 もちろん“敵”は夫のジョージ。そしてテーマはモラハラ。男からのモラハラは女にとっては最も腹立たしいことなんだとあらためて感じ入るほど、3誌ともモラハラにご立腹なのだ。 特にジョージが何度も繰り返す「会って話したい」「当人同士で話し合いたい」という言葉に大きな反応が示されて興味深い。「自身」ではこのジョージの発言に対し、女性弁護士が「典型的モラハラ加害者のコメントですね」と切って捨てている。離婚調停で嫌というほど話し合ったはずなのに、まだちゃんと話し合っていないなんて言語道断で、1対1で支配下に置き、その上で“いいくるめる”という戦略だというわけだ。納得。 さらにこれを補強するように「週女」は高橋夫妻を知る友人が“話し合い”について具体的なコメントをしているのだ。それによれば昨年2月、夫妻は久々にそろってイベントに参加したが、その際、ジョージから「別れたいのか?」と聞かれた美佳が「うん」と言ったことで、知人の夫妻同席の上、ホテルの一室で明け方まで長時間の話し合いを持ったという。にもかかわらず、モラハラ男ジョージの認識は「話し合ってない!」ということらしい。 しかも、この話し合いで復縁を迫るジョージは、首を縦に振らない美佳に次第に語気強くなりキレたという。妻を自分の意のままにコントロールできると確信していた男が、予想外の展開にキレる。これこそがモラハラだと指摘する「週女」。これまた納得です。 そして「セブン」では、ジョージから解き放たれた美佳が家族で仲良く食事し、友人とコンサートでノリノリだった様子を伝えている。通常、夫婦の間で離婚問題など持ち上がると、メディアはどっちかについて情報合戦を繰り広げるケースが多い。例えば、高嶋政伸と美元でさえ、壮絶な情報が双方から流された。しかし、今回3誌だけでなくほとんどのメディアが美佳を支持している。夫婦が同じ事務所所属で、芸能界の力学が働かないという事情もあるだろうが、それほどモラハラは罪だという認識が定着してきたということでもある。 前のページ123次のページ Amazon 『媚びない力 (NHK出版新書)』 関連記事 奇形魚の増加を告発! いまだ広がる放射能汚染を伝えた「週刊女性」放射能汚染MAPを作成した「女性自身」と、情報制限する原子力安全委「避妊しろよ」「最低」と非難轟々! 仁科仁美、妊娠も交際相手のセレブ社長は“結婚拒否”!?「クズすぎる」と非難轟々の仁科克基、芸能関係者が明かす“ホントの業界評”さくら夫人の出現は必然だった――木嶋佳苗、上田美由紀、京都・筧千佐子から『後妻業』へ