サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「Gina」のオシャレ原理主義の弱点 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「Gina」 「Gina」のオシャレ原理主義の弱点は男!? ヘソを出しつつ“政治家ウケ”を狙う二枚舌 2015/01/25 16:00 女性誌速攻レビューGina そんなモデルの私服ページで、一番目を引くのはマリエさん。柄on柄で、コーディネートの難しさがぶっちぎりNo.1である、ということもありますが……。え? どうした!? 顔が……暗い! えらが……すごい! 留学前は、ハーフでセレブな自由奔放キャラじゃなかったけ? N.Yから帰ってきたら、こんな、どんよーりとした表情になってしまうとは……何があったんだ、一体。3枚載っているプライベート写真では、ヤ●中か!? 突っ込みたくなるほど痩せてやつれている姿が。もう1回言わせてくれ。何があったんだ、一体。そしてまた、「Q.MYブームは?」のお答えが「健康おたく(笑)」とあります。「健康おたく(笑)」じゃありません! 笑えないから、すごく顔色悪いから! 目の周り、くすみまくっているから! これってギャグ、それとも炎上マーケティングというやつですか? 私服についてや、このページしか出てないのに「Gina」モデルなの? とか、ツッコミたいことがいろいろあったけど「健康おたく(笑)」で全部忘れちゃいました! ■政治家もオシャレに語る……? 「恋人?男友達?それとも(ハート)(ハート)働くオシャメンFILE」に登場してる男子はカフェスタッフ、バリスタ、バイヤー、ブランドのプレスやヘアメイク、ドライバーなど横文字のオンパレード。おしゃれさが、その横文字職業からだけでも匂い立ってくる! ご丁寧にも、出没スポットや恋人のあるなし、好みのタイプなどの情報も載っています。が、これ読んでどうしろって言うのだ! 見かけたら思い切って話しかけてみて~ってこと? 無理に決まっています。でも、「イケメンに会える癒しSHOP」にこっそり行くくらいならできそうです。ありがとう、「Gina」! 「食事を口実に寄り道しちゃお(ハート)」の一文が自分への言い訳にぴったりです(ハート)。 この特集以外でも、「Gina」で最初から最後まで連呼されているのは「オシャレ」という単語。ライフスタイルやファッションがオシャレなのはもちろん、一緒にいる男子にも「オシャレ」を求めるのが「Gina」女子のようです。「安定」なんていらないのだ。しかし、はあちゅうさんの連載「ウケる女になりたくて」では、今月号は政治家、先月号では広告代理店という、「Gina」女子としては「オシャレ」と言えないような職業の男性の“取説”が書かれています。別に政治家ウケなんてしなくてもいんだけど? てゆーか、そもそもどこで知り合えばいいんだ政治家に、という読者の声が聞こえてきそうです。オシャレメンズ特集ではヘアメイクだのブランドのプレスだのに鼻息荒くしているんだから、そんな男子の取説にしてくれれば需要と供給がバッチリなのに。はあちゅうさんの知り合いにいないだけ? それとも、男子がよく言うように、「Gina」女子も、付き合うのと結婚するのは違う、ってこと? この連載の意図を誰か教えて!! 前のページ123次のページ Amazon 『Gina 2015年 2月号 [雑誌]』 関連記事 「Gina」渾身のモテ企画は、男嫌いを増殖させるプロパガンダ!?イイ女感ムンムンなのに! 「強めギャルはモテない」と断言する「Gina」“自然体”なアラサー女子向け雑誌「BAILA」、その仮面の下に隠された必死すぎな素顔個性がないのが個性! 「BAILA」の向かう先は?「ViVi」のセレブ信仰が独自進化! おしゃれ女子は金髪が条件