[女性誌速攻レビュー]「Gina」

「Gina」のオシャレ原理主義の弱点は男!? ヘソを出しつつ“政治家ウケ”を狙う二枚舌

2015/01/25 16:00
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「Gina」(ぶんか社)

 今月から、「Gina」(ぶんか社)が女性誌レビューに登場です。月刊誌としてデビューして1年弱ということなので、馴染みの薄い方もいらっしゃると思いますので、「Gina」について簡単に説明させていただきます。「JELLY(ぶんか社)を、25歳で卒業した後に読む雑誌」とのことで、また、「広報会議」(宣伝会議)に掲載されている加瀬編集長談によると、「28歳以上のファッションが大好きな女性がターゲット。コンサバではなく、モードでもない、Ginaにしか提案できない、カジュアルだけど女性らしさあふれるファッションを見せることができればと思っています(原文ママ)」とあります。ターゲットは28歳以上、ということは28歳から墓場までってこと……? 嘘でしょ! 広い、広すぎる! それに25歳で「JELLY」を卒業してからの3年間、どうすりゃいいんだ! 28歳と断言してますが「28歳前後」の間違いですよね……? 「広報会議」の掲載ミス、ということを祈りながら、早速今月号のトピックスいきましょう。

<トピックス>
◎Ginaモデルを直撃!「今日の私服み・せ・て(ハート)」
◎恋人?男友達?それとも(ハート)(ハート)働くオシャメンFILE
◎働く女子のON&OFF&+1STYLE

■いろいろと難易度高めな「Gina」流
 真似できるようで、調子に乗って真似したら奇天烈になってしまうこと請け合いの「Gina」モデルの私服ページ。「MORE」(集英社)などのように、定番アイテムに今年の流行をプラスして「こなれた感じ」を目指しましょう、といったわかりやすく、真似しやすいコーディネートではないのです。シンプルなニットやブーツなどがベースになってはいますが、いくら今冬のはやりっていったってオーバーサイズ過ぎるコートなど、パンチが効いたアイテムを1つ以上合わせて、「こなれ」風より「オシャレ」風を吹かせるのが「Gina」モデル流。もしくは、スタイルの良さを最大限に生かす究極シンプル服をサラリと、というのが常のようです。どちらも、普通の人が真似したら、志茂田景樹、もとい、個性が異常に強い人、もしくはとんでもなく残念な人、となってしまうのが目に見えています。そんなこんなで、指をくわえて見ているだけなのが「Gina」のモデルの私服ページ。でも、可愛いから楽しい!

『Gina 2015年 2月号 [雑誌]』