サイゾーウーマンコラムEXILEをジジババ目線に下ろしたさんま コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 EXILEを年配者目線に下ろして供覧に付した、明石家さんまの「功績」 2014/07/25 21:00 週刊ヒトコト斬りEXILE明石家さんま浅田真央 ちらほら慰問じゃない方もいらっしゃいますが ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎ジジババお披露目会 集まったメンバーを見渡した第一声が、「刑務所の慰問かと思った」であった、EXILEゲストの『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)。非ファンの抱くEXILEに対する感覚を見事に言い表した一言であると思う。たけしはEXILEが大勢集まっているような場を仕切ることはもうないし、爆笑問題だと微妙にまだ生臭いし。嫌味でも敵意でもなく、こう言って文言通りの意味に取ってもらえるのは、今はさんまだけかも。 通常のテレビ番組においての「EXILEメンバー登場!」とは、メンバー及びファンの価値観に沿った企画が放送されますよ、というナレーションなのであるが。「さんま御殿にEXILE登場」は違う。さんま(非ファンでさらに年配者)の視点からの「EXILE」が剥き身で晒されるということなのだ。 「ゆーえすえー?」「ねすみす?」という、名前へのツッコミ。「ボディウェーブ踊られながら(女性に)誘われると弱いッスね」等のスタンスの発露。「ボクは刃牙です」「ボク、ゲームっす」と、単語で終わるマイルドヤンキー独特の会話力。メンバー内の結構な年齢格差。結界抜きの彼らは、もういろんなことが露呈しまくりなわけである。あー。そりゃあコレATSUSHIは出ないわな。でも非ファンが一番見たいのは「結界なしのATSUSHI」なんだが。惜しい。 ◎来月一挙放送あります 「MOZU? ねえこれMOZU?」とちょっと思ってしまった「韓国沈没船オーナー遺体で発見」のニュース。いやー、『MOZU』(TBS系)の文法で行くと生きてるねアレは。絶対。北朝鮮経由でアフリカかなんかで。別に『MOZU』の文法で行く必要はないのだが。ちょっとあまりにも『MOZU』っぽい展開だったのでつい。 そんな『MOZU』も終わったわけだが。ひっそりと。毎回何が楽しみって、「予告編」が一番面白いという、変わったドラマであった。「大風呂敷とはこう広げよ」という、ある種の哲学さえ感じて、「予告編>本編」なのはわかってるのに、ついWOWOWまで入っちゃうという「MOZU MOZU詐欺」の被害にも遭ったしな。退会退会と。そんな矢先にあの「遺体発見」である。もしもこれが『MOZU』だったらぁ、と、ついエア予告編を脳内編集してしまう。ドラマ終わっちゃったけど、予告編だけはずっと放送し続けてほしい。本当に、変わったドラマだった。 ◎ギリ、モード系 いやぁ、いいモン見っけたな。浅田姉妹の『アナと雪の女王』。いつもは使いづらいお姉ちゃんもセットで活用できる、これ以上ないワンアンドオンリーなプログラム。十八番入り間違いなし。「これあるし、いっか」で引退の算段が早まったりしかねないレベルの鉄板モノである。ま、結論はありのままで。しかし、浅田真央の新ヘアスタイル、あれはどうなんでしょ。ボブはいいんだけど。髪を切ったウキウキを表現したい、でも顔にかかっちゃうと演技がしにくい。で、落としどころとして、「極太ターバンでまとめる」という解決策。ま、オフをエンジョイする真央ちゃんも日本の至宝ですから。「そのバンダナださいね。ふかわりょうみたい」と声に出してツッコめる者はなかなかいない。でもあれ、ホントに昔のふかわりょうみたい。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。 最終更新:2019/05/22 16:32 関連記事 テレビ業界関係者が告白、「『さんまのからくりTV』が『DASH村』に負けた」ワケ明石家さんま、熱愛記事に激怒! 「フライデー」の“売名記事連発”のウラ事情EXILE・TAKAHIROの書に込められた、素晴らしきヤンキーというスピリット芸能界復帰後、「和解」で食いつなぐヒロミのこれからの戦略とは?まったく新しいダイエット法を想起させる、「ライザップ」CMの破壊力 次の記事 キスマイ、3年越しの格差解消? >