噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第227回】

遠野なぎこ、55日スピード離婚の裏で蠢く“疑惑の男”の打算と失策

2014/07/08 21:00
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「女性セブン」7月17日号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 あの衝撃の記者会見から1週間。あの映像を見ない日はない。号泣会見の野々村竜太郎兵庫県議会議員だ。当初、テレビコメンテーターなどは「面白すぎる」などと発言していたが、全然面白くない。見ていると、どんどん恐怖が増す。ホラーだ。あんな人物が近くにいなくて本当によかった。これまで関わった人たちはどんな思いをしたのだろうとさえ思う。でも彼のこれまでの成育歴、人間関係を知りたいと矛盾した興味も持ってしまう。自分が怖い。

第226回(7/3~8発売号より)

1位「遠野なぎこ 夫と本誌記者と『2度めの離婚決めた40分』」(「女性セブン」7月17日号)
2位「清原和博 テレビ局からも“出禁”通達…『妻子別居』『仕事激減』で激太り!」(「女性自身」7月22日号)
3位「石田純一 愛娘 すみれ『元彼の自殺』から1年半 新恋人は衝撃の男だった!」(「女性セブン」7月17日号)

 1位の「セブン」記事。これは結構な問題作である。遠野なぎこが55日間でスピード離婚した。周囲は「やっぱりね」と思っていると思うし、そのこと自体はどうでもいい。今回の主人公は、この記事を担当した記者である。「セブン」記者は遠野の離婚直前、遠野と離婚した夫と何度も接触をしていただけでなく、離婚の原因となったかもしれないのだ。


 記事によれば離婚の2日前、「セブン」記者は南国風のとあるバーに「友人とふらりと」入ったという。その雰囲気を「すっかり気に入ってしまった」という記者。しかしこのバーは遠野の夫(当時ね。以下同じ)Aさんが店長を務める店だった。この日、「遠野さんともAさんとも充分に話すことができなかった」という記者は帰りがけに遠野から「明日もいると思うので、よかったら飲みましょう」と声を掛けられた。当然翌日もバーに行く記者。そして仲睦まじい遠野とAさんからノロケのような近況といった会話を楽しんだ。

 だが深夜1時を過ぎる頃、Aさんの目つきが変わったという。記者には心当たりがないが険悪な雰囲気が漂う。不機嫌なAさんだが、遠野は強引に別の店で3人で飲みなおそうと誘い、ビリヤードがある別の店に移動。そこでビリヤードが得意だというAさんはビリヤード初心者の記者と勝負を始める。だがなぜか記者の方が善戦し、Aさんはさらにイライラしたらしい。

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