ダイエット企画に「○kg痩せ」は必要ない! 統一された世界観で女子を救う「ar」
20代後半を読者対象としたビューティ&ファッション誌「ar(アール)」(主婦と生活社)。今月号は夏休み直前ということで、浮かれぎみな企画タイトルがズラッと並びます。
「主演 石原さとみ 可愛いフェロモンのススメ」
「OH! YES! YES! YES! 血色ガール」
「南半球系SEXYはいかが」
「フレンチ娘の(妄想)バカンス計画」
「曲線オンナにセクシーは宿る」
「オレとアノ子のセクシーメモリーズ」
「雌ボディの香り&アクセ&ブラパン劇場」
「そうだ!ナマ脚でいこう!」
……まったくこのコたちは夏をなんだと思ってるんですかね。脚出して腹出して体を冷やしすぎないようにちゃんと節電もしなさいよ、と筆者のようなオバチャンはつい小言を言いたくなるわけですが、こうしてラインナップを見てはたと気づきました。女性誌の夏の定番、ダイエット企画がありません。まじか? ダイエットなくして夏は来るのか?
<トピック>
◎曲線オンナにセクシーは宿る
◎南半球系SEXYはいかが
◎オレとアノ子のセクシーメモリーズ
■ダイエットに対する「ar」のスタンス
ダイエット企画はないものの、強いていえば「曲線オンナにセクシーは宿る」というページが、体作りに関するページとなっています。が、しかし、サブタイトルに「マインドもボディもしなってナンボ!」「愛でて育むココロとカラダ」とあるように、体だけに限らず精神的な面にも言及しているところが特徴。最初のページでは、モデルの比留川游が口を半開きにして下着姿でベッドに寝転ぶグラビアに、「妄撮プロデューサー/編集者」の小林司氏が次のような文章を添えています。
「女の子は曲線でできていて、男は直線でできている。これは3歳児でも知ってることで、犬がニャンと鳴かず、猫がワンと鳴かない、というくらいの道理だ」
最初の二文でゾワーッと鳥肌が立ってしまったのですが(悪い意味で)、我慢して読み進めますね。