サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「ar」は女が女を楽しむ雑誌 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「ar」6月号 “雌ガール”と“おフェロ”推し「ar」は、女が女を愛でるための雑誌 2014/06/09 21:00 女性誌速攻レビューar 「ar」2014年6月号(主婦と生活社) 20代を読者対象としたビューティ&ファッション誌「ar(アール)」(主婦と生活社)。めざす理想の女性像としてキーワードにしているのは「雌(メス)ガール」です。ガールもメスですから、「頭痛が痛い」みたいになっちゃってますが、どういう意味かというと、「メスの本能を秘めた可愛いモノ好きガール」だそうです。編集長の笹沼彩子さんは、雌ガールの定義を次のように語っています。 「ご機嫌でヘルシーなエロい女子です。色気って健康じゃないと出ないと思うんです。広く誰からもモテたいわけじゃなくて、ターゲットは一人の男性。自分が大好きな人に、どれだけ長くモテるかというところを大切にしています。ファッションもいい意味でほどほどミーハー。エロいといってもただ単に露出が多い、ということではなくて、たまたまチラッとお腹が見えたとしても、大丈夫な状態を保つ事を大切にする、ということです。見せているのではなく、見えてもOKという女の子ですね」(「SHIPS MAG」#73より) 無理矢理ひねり出したようなこの「雌ガール」という語、イマイチ世間に受け入れられているようには見えませんが、巷では「ar」といえば「表紙の写真がかわいい」ということのほうが評判になっています。「最近、雑誌『ar』の表紙が攻めていて話題沸騰!」「雑誌arの可愛いすぎる表紙を30ヶ月分集めてみた」といったまとめがあるほどです。では、実際にどんな雑誌なのか、中身を見てみましょう。 <トピック> ◎長澤まさみ YES!!なカラダ ◎オトナの肌見せガイド2014 ◎幸せMAX むぎゅむぎゅ白書 ■下乳ドレスの真実が明らかに!? 今月号のテーマは「食べちゃいたくなるBODY!」。巻頭特集は、長澤まさみのグラビアとインタビュー「YES!!なカラダ」です。 「キレイな身のこなしの女のコを日常的に演じるのも大事かなって(笑)。たとえば、『今日は27歳のお誕生日』と心の中で設定して姿勢正しくリズミカルに歩いたり、『今日はオシャレして、SEX and the CITYごっこ』とハイヒールを履いて、キレイなワンピを着たり…。今日は可愛く、今日はカッコよくとか!!! ボディをキレイに見せるのに、ちょっとナルシストになってみることも大事(笑)」 12次のページ Amazon ar (アール) 2014年 06月号 [雑誌] 関連記事 「うちの柱はH企画」、創刊25周年に発覚した「Ray」の果てなきシモへの好奇心アラフォー突入の蛯原&押切を擁する「AneCan」、「若さ」自認がそろそろしんどい!「25ans」のママ対談、“お金があるゆえの悩み”をより前面に出して!「MORE」男子座談会、「結婚に焦る女はみっともない」の幼稚過ぎる論拠「Gina」渾身のモテ企画は、男嫌いを増殖させるプロパガンダ!?