サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)ジャニーズツッコミ道場TOKIO・城島の「アガナトゥーラブ」 男性アイドル [ジャニーズツッコミ道場] TOKIO・城島茂のソロパート「アガナトゥーラブ」に宿る、視聴者の祈りと願い 2014/07/01 21:00 TOKIO長瀬智也城島茂ジャニーズツッコミ道場AMBITIOUS JAPAN! 声帯の老化ケアにはアメちゃんだよ 今回ツッコませていただくのは、「AMBITIOUS JAPAN!」におけるTOKIO・城島茂リーダーのソロパート「アガナトゥーラブ」問題。 「AMBITIOUS JAPAN!」といえば、2003年リリースの、もう10年以上前の曲。当然その後も良曲を多数発表しているが、このところ各局音楽祭や音楽スペシャル番組などにおいて、TOKIOが歌うのはどういうわけか必ず「AMBITIOUS JAPAN!」である。そして、選曲そのものはまあ良いとしても、どうにもスルーできないのは、リーダーの発するソロパート「アガナトゥーラ~♪」だ。 昨年末の『ベストアーティスト2013』(日本テレビ系)や『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)などでも泣きそうな必死顔で絞り出し、視聴者を盛大にハラハラさせたリーダー。おそらく年齢的に高音が出しにくくなっているのかと思われるが、その後もTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」推しは相変わらず続いている。 6月26日放送分『テレ東音楽祭(初)』(テレビ東京系)と、6月27日放送分『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でもやはり「AMBITIOUS JAPAN!」を披露したが、最近は見ているこっちまで、この曲のイントロを聞くだけで身構えてしまうクセがついた。 おそらくリーダーの緊張感が視聴者にまで伝染してくるのだろう、長瀬智也のキラキラした歌声は「前座」として聞き流し、完全に「リーダーのアガナ」待ちになっている。「くるぞ、くるぞ……」という緊張感・成功への祈りからの本番「アガナトゥーラ~♪」は、『テレ東音楽祭(初)』では2発とも残念ながら「不発」に終わった。「不発」を一番実感しているのは間違いなく本人だろう、その後のリーダーは、ちょっとテレたような困ったような笑いを浮かべ、長瀬の方をチラチラ見続けるが、長瀬はまったく笑わず真剣に歌い続けている。長瀬以外のメンバーがニヤニヤしてくいることが、むしろ慰め・救いに見えた。 そして、翌日の『ミュージックステーション』。ここでも「AMBITIOUS JAPAN!」を披露したが、リーダーは最初から緊張した面持ちで、この先にくる「アガナ」のことで頭がいっぱいに見えた。視聴者の緊張も高まってくるなか、いよいよきた、「アガナトゥ~ラ~♪」。 正直、微妙な感じはしたのだが、本人はいかにも満足げな表情を浮かべ、おまけに余韻を楽しむような余裕ぶりも見せつけて、いつもよりたっぷり「トゥ~ラ~~~~~~~♪」と長く伸ばしていた。「成功」らしい。その後は顔を左右にふって、ノリノリの様子である。長瀬はここでもまったく表情を変えなかった。 本当ならそろそろ、若い長瀬に「アガナ」部分も代わってもらえば良いんじゃないかとも思うのだが、リーダーの声が出なくなればなるほど、このソロパートがリーダーにとって重要な意味を持ち、ライフワーク化してきている気もする。本人が引退を宣言しない限り、周りからは何も言えない状態になっているようにも見える。 だからこそ、「AMBITIOUS JAPAN!」を見守る視聴者の心持ちも最近は変わってきている。まるでフィギュアスケートの高度な技術・トリプルアクセルの成功を祈るように、視聴者たちが手に汗握り、心をひとつにして、「アガナ」の成功を祈ってしまうのだ。「かろうじて転倒はしなくて良かった」「微妙に回転数が足りていないかもしれないが、着地できて良かった」などとハラハラドキドキしながら、純粋に成功を祈る気持ちを持てるジャニーズソングなんて、他にないのではないだろうか。 そういう意味で、もしかしたら「AMBITIOUS JAPAN!」は今、最も元気が出るジャニーズソングかもしれない。とはいえ、よくよく考えてみれば、リーダーは今まだ42歳。そこまでトシをとっているわけじゃないのに、何なんだろうか、このおじいちゃん感……。 (田幸和歌子) 最終更新:2014/07/01 21:00 Amazon 『HEART(初回限定盤2)(DVD付)』 松岡が誰よりも祈ってるから 関連記事 『テレ東音楽祭』のTOKIO&V6に詰まっていた、『カウコン』の“お祭り”感嵐の頼れる司会姿、ソロで魅せたTOKIO・城島! 紅白&カウコンMVPは?『ごちそうさん』のジャニーズJr.西畑大吾が“デキる子”である、これだけの理由過剰なバラエティ感と自虐が悲しい、Kis-My-Ft2の「舞祭組」に与えられたステージSexy Zone・中島健人の「過剰アイドル」ぶりこそ、バラエティの逸材? 次の記事 テレビ各局が飯島派閥寄りに? >